長ネギの栽培①(春蒔き栽培)

長ネギを栽培して、今年で4年目になりました。

ネギは虫もあまり来ませんし、ほったらかしていてもある程度強いので、初心者農家の僕でも育てやすい作物だと思います。

ただし、雑草取りと土寄せを半年ほど頑張らないといけませんから、大変な作物であることは確かです。

でも、収穫時期には贅沢に長ネギを使って鍋や、ねぎまなど楽しめますから、頑張り甲斐はあると言っていいでしょう。

種まき

苗をホームセンターなどで買うこともできますが、僕は種を蒔いて苗を作って植えています。

種もホームセンターなどで手軽に買うことができます。

2019年3月20日に種を蒔きました。

お彼岸の頃が種まきの時期。

畑にすじまきをします。

15cm程の間隔で、棒などで慣らした土の上に線を描いて種を蒔いていきます。

長ネギの種。

引いた線の溝にパラパラと蒔いていきます。

かぶせる土の量ですが、ついついたくさんかぶせたくなるのですが、深蒔きは禁物。

発芽率の低下を招きます。

5mm〜1cmほど土をかぶせるのが適当です。

トンネル

兼業農家の僕は、毎日畑に出ることができません。

強い雨に打たれると、せっかく発芽した苗が倒れてバラバラになってしまいます。

しばらくは不織布のトンネルを作り、強い雨から守りながら苗作りをします。

育苗

しっかりした苗になるまでには、けっこう時間がかかるものです。

2ヶ月から3ヶ月の期間で定植を考えると良いかと思います。

それまでには雑草が生えてきますし、間引きも必要です。

間引きは、曲がった苗を中心に抜いた方がいいかと思います。

曲がってしまった苗は、伸ばすのは難しいですので、小さくても真っ直ぐな苗を残して育てていきましょう。

一度は土寄せもして、倒れかかった苗を真っ直ぐ立て直してあげることも大切です。

けっこう手がかかりますが、手をかけてあげることで、いい苗ができます。

定植 (2019年7月2日)

草取りもそこそこに、定植するための溝を掘ります。

大体なのですが、紐を引くと綺麗に溝を掘ることができます。

深さは20cm〜25cmほど。

直角に溝を掘って、壁に沿って植えると言われていますが、直角に掘ると壁面が崩れて、苗が埋もれてぐちゃぐちゃになることがあるので、崩れないくらいの角度で植えると良いです。

雨でも崩れないような、なだらかな壁にしたいものです。

今年は鹿児島の集中豪雨に見舞われ、苗が倒れる被害に遭いました。

そこで、急遽定植することになりました。

溝と溝の間は、今回は100cmで掘っています。

本当は110cm開けられるとベストですね。

それ以下だと、土寄せの時の土が足りなくなるので、白い部分を伸ばすのが難しくなります。

間隔は広く取ることをオススメします。

植え付けの際、ワラを敷くと根元の土が締まり過ぎず、ネギが呼吸しやすくなると言われています。

ネギの根は酸素がたくさん必要なのです。

今回は倉庫の屋根裏に眠っていたワラを敷くことにしました。

ワラでなくても、草を刈って乾燥させたものを敷いても同じ効果が得られると思います。

米を作らない家庭菜園の人は、ワラを手に入れにくいですよね。

藪を刈った後の草を集めておけば、ワラのような使い方ができるのでオススメです。

苗と苗の間隔は5cmほどとなっています。

僕の場合は3cmほどの部分もありますが、それでも充分育ちます。

3〜5cmほどでいいでしょう。

定植完了

これだけ植えるのに1人で、約8時間かかりました。

集中豪雨の後だったので、ネギがドロドロになってしまっていましたが、無事に定植し、定着しました。

今後は月に一度の土寄せと追肥を行います。

僕の場合は、毎月1日ごろ土寄せします。

草取りは月に一度では少なくて草が育ち過ぎてしまうので、2週間に一度のペースで草取りするのが良いかと思います。

8月から11月の4回くらい、土寄せを行います。

長期間の栽培になりますが、虫や病気に強いネギですので、気長に栽培すれば良いものができます。

追肥

たくさんの肥料を必要とする長ネギですが、昨年は頂いた豚糞堆肥を入れたところ、株が弱って大変な思いをしました。

おそらく、酸性の強い肥料だったのかなと予想しますが、はっきりとした理由は分かりません。

ただ、化成肥料を1〜2回目の栽培の時には使って、立派なネギができたので、追肥には化成肥料を入れるのが良いのかなと思います。

定植後1ヶ月後から追肥を開始します。

今年こそは立派なネギができますように。

がんばるぞ!

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