うちには、タケノコが生える山がありますが、何年もほったらかしになっていました。
台風で倒れた竹などがそのままになり、入ることさえままならない状態でした。
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これは、まだ片付いている方で、かき分けながら進んでタケノコをここ2年、掘ってきました。
その経験を経て、分かったことは、
片付いていない山に入るのは、危ない!
そして、タケノコを見つけにくい上に、行ったり来たりもしづらい。
つまり、効率が悪いのです。
タケノコは、お金になりますから、秋に山の片付けと、追肥をしておくことが大切なのですね。
ようやく山の整備に取りかかりましたので、その模様をお伝えしたいと思います。
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必要な道具
竹山整備に必要な道具は、ズバリ、竹びき用の手ノコだけで十分です。
普通の手ノコでも竹は切れますが、竹の皮が竹びき用の手ノコの方が切りやすい。
高価なものでもないですから、竹山整備用に1つ準備しても良いかと思います。
まずは足場作りから
竹山整備の第一歩は、地面を片付けることから始めましょう。
下が散らかっていては、足の置き場に困りますし、効率が悪いのです。
竹を切り倒すのは、地面が片付いてからです。
竹の砕けた破片なども、綺麗に取り除きましょう。
落ちている竹は本当に滑りやすい。
気づかずに竹の破片を踏んだらツルッといきます。
ケガにつながりますので、竹の破片まで綺麗に取り除きましょう。
邪魔にならなそうなところに積み上げるのが基本ですね。
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竹の焼き場を作る
とりあえず、足場が綺麗になってきたら、竹の処理を考えます。
竹を脇に積んでいても、なかなか腐らず、ずっとその場所に居続けることになります。
そうなると、その下からタケノコが生えてきて、デカくなってから発見され、切り倒すしかない状態になります。
タケノコの収穫量のダウンになり、残念ですね。
可能であれば、焼き場を作りたい。
5m×5mは最低でも欲しいところです。
上も空が見えるくらいクリアなところがいいです。
しかし、山火事の危険がありますから、無理して火をつけたりしないようにしましょう。
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雨の日に火をつける
竹は油を含んでいるため、青竹でも濡れていても勢いよく燃えます。
乾燥した日に火をつけたら、どんどん火は落ち葉に移って、拡がっていきます。
危ないですね。
少なくとも初めて火をつけるときは雨の日にしましょう。
雨の日なら、火は直径2m範囲で収まってくれて、火もそんなに燃え上りません。
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雨の日には燃えないんじゃない?
と思われるかと思いますが、竹は油を含んでいますから、雨の日にもどんどん燃えてくれます。
ただ、火がつくまでに苦労します。
僕の場合は、古い灯油をいらなくなった服に染み込ませて、着火剤として使用しています。
その着火剤に火をつけて、その後はひたすら細い竹の枝を折ってくべ続けます。
徐々に太めの竹をくべていって、最終的に太い竹をくべたら太い竹にも火がつきます。
火がついても、雨の日ですから油断していてはすぐに鎮火です。
乾燥した竹を中心にしばらくくべ続けて、火がある程度の大きさになるまで頑張りましょう。
雨の日には、火が移ったりしませんから、安心して火を大きくできます。
火がしっかりと大きくなれば、腐ってぐちゃぐちゃに湿っている竹でさえ燃やすことができますよ。
雨の日には、その場を少し離れても大丈夫ですから安心して火を焚けますね。
灯油が無い場合は、ガスバーナーで火をつけるのもありかと思います。
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竹の切り株の除去方法
竹山を歩いていると、こういった竹の切り株があります。
これはつまづいて危ない!
足をくじいたりすることもありますから、取り除いておいた方がいいですね。
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これはハンマーで、簡単に取り除けます。
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中心から外側に向けて叩けば、
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グシャっといきます。
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この調子でどんどん叩けば、
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綺麗に無くなりますよ!
足を痛める前に、ぜひ取り除いておきましょう。
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密集した竹を切る
いよいよ密集した竹を切ります。
うちの山の場合は、枯れた状態で立っている竹がありますから、そいつを倒すところからスタートします。
竹と竹の間隔は、一輪車を押して自由に行き来できるくらいの間隔が良いと言われています。
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これでは、一輪車を押して行き来はできないですね。
竹は地上1mくらいのところから切ります。
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このくらいの高さがあれば目に付きますので、つまづいたりしませんし、手すりになったりもします。
腐るまでこの状態で放置します。
切った後に、鉄の棒で中の節を破っておくと腐りやすくなって良いです。
腐りやすくなるといっても、腐るまでに何年もかかりますが、節を破らなければ何十年もそのままかもしれません。
倒す方向を考えてから切る
竹はしなって生えていますから、ほぼ傾いて生えています。
その傾いた方向に、ノコで切れば竹は倒れます。
当たり前ですね。
まずは、倒れる側にノコを入れます。
深さは1cm程で構いません。
その後、反対側からノコを入れていきます。
上下に5cmほどズラして切った方が、倒すタイミングをコントロールしやすいのでオススメです。
切っていくと、メキメキいって竹が倒れはじめますが、手を休めずに切り続ける事がコツです。
ずっと切り続けると、キレイに切れて倒れていきます。
傾いている方向に倒れては困る場合
その時には、ロープで引っ張って、あらかじめ倒したい方向に杭を打って、張力をかけながら切っていきます。
安全に気をつけて、切り倒していきましょう。
まとめ
雨の日にガンガン竹を切って、焼きながら片付けるのが一番片付きます。
ただ、雨の日の作業は地面がぬかるんで滑りやすいですから注意が必要です。
カッパを着ていても、どうしても体が湿ってきてしまうので、体が冷えてしまい雨の日の作業は過酷であることは確かです。
濡れないように注意しながら、半日程度の作業で抑えておくといいと思います。
タケノコシーズンが始まるまでに、しっかりと竹山整備を終わらせて、充実した春を迎えたいですね。