私にとっては、猫に小判のトラクター。
家庭菜園レベルの私に、義父の遺品のトラクターがあります。
動かすたびに、スタックさせたり転びそうになったりと危なっかしいのですが、最近は少しずつ慣れてきました。
慣れてきた頃、トラクターがキュルキュル言い始めて、壊れた!と思っていました。
しかし、車の仕事をしている叔父に聞くと、
「ベルトが緩んでるんだよ。」
と教えてくれました。
素人ながら、トラクターのキュルキュル音の修理に挑戦した模様をお伝えします。
車もトラクターもキュルキュル音はベルトの緩み
![](https://i1.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8349.jpg?w=880&ssl=1)
徐々にキュルキュル音が大きくなっていった我がトラクター。
車からも同じような音がすることがありますが、これはモーターからの動力を伝達するベルトが緩んでいることが原因。
ベルトを交換するのが一番の修理ですね。
ただ、このベルト、一見簡単には取れないように見えました。
外し方
1.まずは運転席から見て左側の側面のカバーを外します。
![](https://i0.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8388.jpg?w=880&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8387.jpg?w=880&ssl=1)
このレバーを回して、ちょっと持ち上げると外れます。
2.ベルトが通っているモーターの上部にある、ベルト調整ネジを緩めて、モーターを内側に倒しベルトを緩めます。
![](https://i0.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8382.jpg?w=880&ssl=1)
3.ベルトをファンの前方へ通し、ベルトを外します。
トラクターのベルトはファンの前方から抜くのがコツ
トラクターのベルトはファンのバーがあって、一見、切らなければ取れないように見えます。
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8379.jpg?w=880&ssl=1)
しかし、よくよく見てみると、バーが付いているファンの前方を通せば輪になっているベルトを抜き取ることができそうです。
ファンにはカバーが外周についているのですが、そこの隙間が1cmほど開いているのです。
ネットを見てみると、切ってベルトを抜いている方がいらっしゃいました。
ベルトを切ると、自力でベルトはめられなかった場合、動かす事ができなくなりますから、ベルトを切るのはかなりのリスクです。
とりあえず外してみよう!と思い、実際にやってみました。
すると、ファンの前方には何もなくて、そこを通せばスーっと抜けましたよ。
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8350.jpg?w=880&ssl=1)
互換品か純正品か?!
続いては、交換部品の購入ですが。
純正品を買うか互換品か、迷いどころですよね。
![](https://i1.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8351.jpg?w=880&ssl=1)
型番をチェックして。
純正品、2,650円+770円
互換品、600円
・・・
とりあえず、互換性品でトライしてみることにします。
近所のホームセンター、ナフコFCマツサキ、さつま町店で購入!
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8354.jpg?w=880&ssl=1)
たっぷりありますし、型番は純正品なら意味ありますが、互換品なら意味ありませんでした。
![](https://i1.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8357.jpg?w=880&ssl=1)
ベルトも持って行って、大きさと長さをチェックして、これが一番近いので、これを購入。
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8355.jpg?w=880&ssl=1)
![](https://i1.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8358.jpg?w=880&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8359.jpg?w=880&ssl=1)
600円。
これで、キュルキュル音が直れば最高。
ちょっぴり細いのが気になりますが、実際にはめてみることにしました。
装着へ
外した時と同様に、ファンの前方からはめて装着します。
![](https://i0.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8378.jpg?w=880&ssl=1)
あれっ?
ぐっ、
あらっ?!
くそっ!
えー!?
はまりませんでした…
バールを持って、こじ入れようとしても無理。
何でやー!
よくよく調べてみると、この互換性品、40インチ。
純正品は41.5インチでした。
ちょっとだけ短い。
ちょっとだけというか、結構短い!
ゴムだから伸びる!と思って、全力で伸ばしてみましたが、全然伸びない。
結局、装着する事はできませんでした。
反省
これまで何度も互換品で痛い目を見てきました。
今回も互換品で失敗しました。
型番を合わせればこんな事は無いのにね。
純正品はA41.5インチというサイズ。Aというのは太さです。
私が買った互換品はM40というサイズで、太さも違っていました。
ベルトの型を舐めてましたね。
いろんなサイズがあって、近いからOKではないのだと…。
互換品のA41.5インチを探しに再びナフコへ
![](https://i2.wp.com/col840.com/wp-content/uploads/2020/04/img_8377.jpg?w=880&ssl=1)
サイズさえ分かれば、あとはその型のベルトを買えばいい。
再びナフコへ探しに行きました。
…。
A41とA42しか無い!
A41.5インチは無いのです。
これが、クボタの独占領域ということか…。
互換品はネットを探しても見つかりませんでした。
とりあえず、元のベルトを戻す
互換品の失敗に落胆しつつ、とりあえず元のベルトを装着して、動くことは保ちました。
すると…
ブロロローン!
ドッドッドッ…!
あら?キュルキュルいわないぞ?
と、いうことで、調節範囲を最大に広げてみると、キュルキュル言わなくなりました。
なので、そのまま様子をみることにします。
まとめ
素人でもトラクターのファンベルトの交換は、簡単に出来る感じです。
ファンの前に通してからベルトを抜くと分かっていれば、あとは簡単です。
ただ、今回の件は、交換部品の新しいベルトを互換品で代用しようとして、正しいベルトを購入できなかった事が失敗の原因です。
ケチらなければ問題なく交換できていたと思います。(負け惜しみ)
クボタトラクターGL220のファンベルトは、A41.5インチ。
型番は、MITSUBISHIのREMF-6415。
これを買えば良かったのです。
でも、送料まで入れると3,000円越え。
とりあえず、元のベルトで粘ってみようと思います。