中古物件を買って住む。メリット・デメリット

「家が欲しい‥」

となると、売地を探して、家を新築して‥

と考えるかもしれません。

が、中古物件を買うという選択もあることを推薦したいと思います。

僕は中古物件を買って、リフォームして住んで2年半が経過しました。

感想としては、良い面と悪い面、両方あるなと思っています。

今回は僕の経験を書いて、これから家を買う人の、役に立てたらと思います。

中古物件のメリット

中古物件を買って住むのは、多くのメリットがあります。

①低コスト

なんと言ってもお金がかかるのが家です。

新築しようと思えば何千万円もかかります。

財産になるから大丈夫と思っても、

新築した家は、木造住宅なら20年ほどで家の価値は0円になってしまうのです。

何千万円もかけて作った家が、価値ゼロになるのです。

20年後には、土地の財産しか残りません。

逆に中古物件を買うなら、土地を買ったら、家が付いてくる。というようなイメージになります。

実際には、土地値プラスαで中古物件市場は動いていますが、価格交渉も、可能ですので中古物件は低コストであると言えます。

②税金も安い

家を持てば付いてくる固定資産税。

新しい家はこの税金も高いですが、中古物件は安くなっています。

毎年の税金もけっこうこたえますから、安いに越したことはありませんね。

③リフォーム時にイメージを浮かべやすい

新築の場合、何もない更地に新築の家を設計図を見てイメージできる人は少ないと思います。

「家は3軒建てないと、満足いく家はできない」と言いますが、素人が更地や図面ではイメージができにくい事が、そう言われる原因ではないでしょうか。

中古物件は、実際に空間がありますから、リフォーム後のイメージも浮かべやすいですので、動線の感じも作りやすいです。

僕は初めての家づくり(リフォーム)でしたが、かなり満足いく出来に仕上がっています。

④子供の落書きなども許容できる

新築の家の壁に穴が開いたら、それはそれは一大事ですが、中古物件ならそんなに大したことはありません。

子供がこの前、壁紙を少し剥がして遊んでいましたが、「しないでね〜」程度で終わります。

子供の行動にイライラしなくて済むのは、子育て世帯には良いですね。

いい場所に家を持てる可能性が増える

良い土地には家が建っているものです。

新築をしようと思えば、更地になっている不動産を探しますが、更地になっている宅地は非常に限られているといって良いでしょう。

中古物件を買うと思えば、日当たりの良い角地も売りに出ていたりします。

家は場所が命です。

できるだけ満足いく土地を探しましょう。

⑥前住んでいた人の財産を引き継げる

うちには大きな車庫や物置、洗濯物干し場が2ヶ所、大きく育った庭木や、フェンスなど、前の方が一生懸命築いてきた財産を引き継いでいます。

更地に建てた新築には家しかありませんので、フェンスや車庫など、お金をかけて揃えていかなければなりません。

中古物件には、家だけでなく宝がいっぱいです。

中古物件のデメリット

良いことずくめの中古物件と思いきや、古いことによるデメリットも実は結構あります。

①寒い

現代的な家は、断熱材が良いものが入ってますので、保温性が高く、快適です。

中古物件は昔ながらの家なので、断熱材も古く、冬は新しい家と比較すると寒いと言えます。

僕の家は、もともと倉庫だったものを、分けて部屋にしているものなので、断熱材も少なく、冬は寒いです。

お陰で暖房の電気代がかかります。

夏は夏で暑くて、外気温とあまり変わらないところが悲しい。

②外観がまわりづらく、古いまま

リフォームすると言っても、まずは住むことが優先になると思います。

住めてしまえば、外観のリフォームは後回しです。

僕の家の外観も古い工場のままです。

妻は嫌がっていますが、なかなか先立つものが準備できず、外観の古さは見て見ぬ振りなのが現状です。

③故障が絶えない

家の雨漏りや、雨どいの故障、その他いろいろな不具合が続きます。

僕はこのブログで紹介しているように、コソコソといろいろな事をしていますので、家の修理なども頑張っています。

壊れる前に修理をしてますので問題ないですが、中古物件は、自分で修理をするのが楽しい、DIYが趣味な人向きかなと思います。

自分でしなくても修理をお願いすれば良いとは思いますが、故障は住み始めた当初から続くと覚悟したほうがいいでしょう。

④シロアリのリスク

シロアリが元々いる可能性があります。

外観を見たらキレイでも、床に潜ってみたらシロアリだらけだった。なんて話はよくあるようです。

こればっかりはわかりませんが、日当たりの良い家はシロアリリスクも低いので、できれば一日中日の当たる家を買いたいところです。

うちは、古いですが、日当たり良好な家なので、家の北側に少しシロアリがいた程度で、ほぼ大丈夫でした。

⑤前住んでいた人のゴミが残される

通常は、キレイに家の中を空っぽにしてから、売買されるべき中古物件ですが、片付けないで売買されることもままあります。

うちには前住んでいた人の宝もゴミも大量に残されていました。

自動車修理工場だった建物なので、劇物のバッテリー液や大量のオイルなど、残されていました。

たくさんの方々にお世話になって、ようやくきれいになりましたが、片付けは相当大変な仕事でした。

まとめ

メリット

①低コスト

②税金も安い

③リフォーム時にイメージを浮かべやすい

④子供の落書きも許容できる

⑤いい場所に家を持てる可能性が増える

⑥前住んでいた人の財産を引き継げる

デメリット

①寒い

②外観が古いまま

③故障が絶えない

④シロアリのリスク

⑤前住んでいた人のゴミが残される

といったところでしょうか?

これは、僕の感想ですので、他に意見のある方もいらっしゃるかと思います。

コメントでいろいろ教えていただけるとありがたいです。

中古物件、デメリットもありますが、メリットの方が多いと僕は思っています。

これから家を買おうと思う方の参考になれば幸いです。

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