トラクター、もうハメない。コツ3選!

トラクターを使い始めて4年。

数々のスタックを経て、トラクターの技術を培ってきました。

その中で、トラクターの使い方はそれぞれみなさん、うんちくをお持ちかと思います。

その細かなうんちくは私もありますが、今回はハマらないように気をつけてトラクターを使いこなす運転技術について書いてみたいと思います。

トラクター、ハマらなければ、こわくない。

トラクターはハマると大変!

通常私たちは、車の運転をアスファルトの上でおこなっています。

アスファルトの上は、どんなことをしてもハマったりはしません。

アスファルトの上ではスムーズに車は動いてくれます。

その気持ちのまま、トラクターを田んぼに入れると大惨事の始まりです。

アスファルトの上と、土の上では、運転の仕方や考え方が、そもそも全然違うのです。

そして、一度ハマるとさあ大変!

なかなか上げられず苦労します。

場合によってはお金をはたいて誰かにあげてもらうことになるかもしれません。

トラクターはハマると大変苦労します。

ハマりやすい状況3つ

ぬかるんだ場所

雨上がりなど、水分を多く含んだ場所では、土が柔らかくハマりやすいです。

ですから、雨上がりの後はすぐにはトラクターを田畑に入れないものです。

中途半端な水分量が1番ハマる原因になりますので、ぬかるんだ場所には入って行かないようにしましょう。

のぼり傾斜をのぼるとき

トラクターは重いです。

2トンくらいあります。

2トンあるトラクターを想像すれば分かりますが、斜面はのぼるよりくだる方がエネルギーは少なくて済みます。

そして、傾斜をのぼろうとすると、ぬかるんでいたりして滑りやすいとハマってしまう可能性が高いです。

低いところから高いところに移動するときにハマりやすいので、できればこのようなルートにならないように、できるだけ上から下に移動するようにしましょう。

そのようにルートをとるとハマる可能性はグッと少なくなります。

前進で進入

どうしてもハマりやすい場所があります。

そんな場所には前進で入るより、バックで侵入した方が脱出しやすい。

なので、ハマりやすい環境にある場合、バックで侵入してロータリーをかけながら前進で返ってきます。

絶対ハマらない!という気持ちを持って、ハマりやすいところはバックで侵入して前進で脱出します。

また、前進であぜぎわまで侵入してしまうと、そこでハマると大変です。

ハマった時に前進できるスペースが無いと脱出が非常に困難になりますので、あぜぎわには慎重に進入しましょう。

ハマりやすいのは中途半端な水分

中途半端な水分が、トラクターをハメる最大の原因です。

田んぼでは、地下水などの影響で一年中ぬかるんでいる場所があります。

そこへ進入する際には特に注意が必要です。

そんな場所、どうやってトラクターかければいいんだ?!

となりますが、いい方法があります。

水を溜めてトラクターを入れるとハマらない

意外と、水が溜まっている田んぼでは、トラクターはハマりません。

理由は田んぼの下の固い層まで、トラクターのタイヤが届き、上の泥は水のおかげで柔らかい液体状の泥になり、ハマらなくなります。

という事で、初めてトラクターを入れる田んぼは、水を張ってからトラクターを入れると安心です。

ハマった直後に水を入れても脱出できる

ハマってしまい、もがけばもがくほどタイヤの下の泥がえぐれてトラクターは深く沈んでしまいます。

そうなると、水を溜めるとトラクターも沈んでしまう可能性がありますが、もがく前でトラクターが高い位置にあれば、そのまま水を溜めても良いです。

トラクターの前後の泥が硬く滑るので前進できなくなっているので、その泥を水を与えて柔らかくすればハマりから脱出できる!

私はホイールに木材をくくりつけて脱出していますが、水を溜めて脱出する方がスマートですね。

まとめ

トラクターがハマるときは、「中途半端な水分量」が原因です。

なので、トラクターを絶対にはめたくないなら、「田んぼに水を溜めてからトラクターを入れる」ことです。

それから、トラクターは出来るだけ上から下に移動するようにコース取りすることです。

どうしてもリスクの高い場所に侵入するなら、バックで進入する事でハマりかけても前進で逃げることができます。

トラクター初心者は、状況判断がうまくできないためにハメてしまいやすいのです。

トラクター初心者は慣れるまでは、水を溜めてから田んぼに入るのが良いですね。

秋起こしや粗おこしなど、乾いた状態で起こす方法もありますが、それはトラクターに慣れてからという事で。

あと、草が茂っていると、草が滑り止めと沈み防止になってくれるのでハマりません。

短い草では意味ありませんので、くれぐれも状況をしっかり見てからトラクターを入れるようにしてください。

以上、「トラクターをハメない!」でした。