敷地の広いうちは、草を刈って木を切って、それを焼いて処分する場所が必要なのです。
草木なら、焼いても大丈夫だけど、それ以外は焼いては駄目だそうです。罰せられるのですね。
今回は、草木を焼くための焼却炉を作ってみました。
中身がまだ残っている…
これ、うちの中古物件に残された、どうしようもない、中身入りのドラム缶です。
中身、何なのだろう‥
と思いながら、2年半もの間、邪魔だからあっちにコロコロ、こっちにコロコロやりながら、放置してきたシロモノです。
ドラム缶は焼却炉になる!
との情報を受け、草木焼き用の焼却炉を畑に設置しようと思い、開封する決心をしました。
ディスクグラインダー(サンダー)で開封
得意のディスクグラインダー(サンダー)でカットしていきます。
ドラム缶は厚みがけっこうあるので、このディスクを4枚も使いました。
DIY用にピッタリのサンダーです。私はこのサンダーを5年ほど使い続けていますが安くて良い商品ですよ。
火花もかなり散りますから、防護メガネや長袖シャツなど、防御をしっかり固めて作業したいところです。
蓋が開きましたー( ◠‿◠ )
これだけでも大変です(*´Д`*)
中身は、たぶんオイルでした。
匂いで、そんな感じだと思いました。
ただ、ドラム缶の内部のサビが混入していて、かなり汚れて茶色くなっていました。
空いていたポリタンクに移しましたよ。
残りのオイルは、新聞紙で拭いて燃えるゴミで処分!
ほっ。
素人の僕が、こういったものを処分するのは大変です。
でも何とか、空のドラム缶になりました。
下の部分にも穴を開ける
缶の下の部分にも穴を開けます。
中で焼いた灰を取り出す部分ですね。
横幅はスコップが入るように30cmにして、高さはドラム缶の波の下の部分までにしました。
穴の大きさは、焼いてみて、これくらいでいい気がしました。
ただ、
斜めになったな‥
ドラム缶の一番下、底の部分は2センチくらい上げ底になっています。
下に、穴をあける場合は、下のギリギリまで切らずに、5cmほど上に穴を開けた方がいいですね。
ギリギリでした。
底に雨水の排水用の穴を開けました。
「たまにしか使わない」のDIYユーザーには断然コード式のインパクトドライバーがオススメ。充電式の電動工具は使わないとすぐに電池がヘタってしまいます。
中段に網を張る
ドリルが8mmのものしか持ってないので、細い鉄棒を入れて対応しました。
古い木枠窓のレール棒です。
太い鉄パイプもあるのですが、20mm程のドリルの刃は持ってなくて、買えば2000円くらいして、予算の都合上こうなりました。
この網をドラム缶に入るサイズに切って、鉄棒の上に乗せて使いました。
サビを落として、サビ止めを塗って使おうと思い、まずはヤスリがけをしました。
サビ止めのコールタール。他人とは思えない。
で、こいつを塗ったのですが、塗らなくて大丈夫でした。
火をつけたらすぐに燃えて剥がれてしまいました。
調べてみたところ‥
普通の塗料、耐熱は100度程度。
耐熱塗料もドラム缶焼却炉の高温には耐えられないそう。
しかしドラム缶焼却炉、雨ざらしの状態では1年でボロボロになってしまうらしい。
蓋をして底面をブロックで上げて土に直接触れないようにして、灰をこまめに取り除けば3年もつとの事。
塗装を考えるよりは、メンテナンスが大切という事ですね。
火入れ
早速火入れをしてみました。
バーナーがあると火付けが簡単です。
ブロック2つを下に入れて、土に直接触れないようにしています。
火力は最高で、ものすごい勢いで燃えてくれます。
温度が高いので煙も少なく、燃焼も早いです。
ガンガン燃やすと、ドラム缶全体が赤くなり、超高熱で近づけなくなります。
この高温で、サビてしまうのだとか。
それにしても、気持ちよく燃えてくれます。
高温になりすぎて、細い鉄棒はふにゃりと曲がってしまいました。
改良が必要ですね。
雨避け用の蓋と中段の網を作り直して、続編を書きます。
ドラム缶を切断するときは,中に水を入れて切断したほうが安全ですよ。中身のガスで爆発する危険があります。
横の棒は鉄筋(D13当たり)で交換できるようにしたほうが便利ですよ。