うちは竹山があり、日々整備をしてきました。
そして、竹山で竹を焼くことがあるのですが、音が
ボンッ!ボンッ!
凄まじい音に毎回ビックリ。
しかも、この前はご近所さんから苦情が入りまして、竹を焼くのをコソコソとしなければならなくなりました。
しかしこの音、ちょっと一手間で消せることが判明しましたよ。
竹の鳴るメカニズムは?
まずは、竹を焼くとなぜ音が出るのかについて書いていきます。
竹の中身はご存知の通り空洞になっていますね。
熱が加わることで、竹の中の空気も温められ膨張します。
そして、竹の体積が、空気の膨張に耐えられなくなったときに、
ボンッ
と、爆発します。
しかし、これはどこがどうなって起こるのか、知ってる人は少ないかもしれません。
実は、節の部分がクラッカーを鳴らしたときのように、パコッと飛び出してきます。
当然、竹の緑色の体幹の部分が裂けて爆発することもありますが、大体はやわらかい節の部分が発射して鳴ります。
竹の中の空間を壊せば鳴らない
とにかく、竹の中の空気が抜ける道ができれば、音はならなく鳴るのです。
しかし、竹の破壊するのは大変なこと。
2つに割ってから焼きましょう。という情報がありましたが、2つに割るなんてそれはそれは大変なことです。
ナタで、サイドに割れ目を入れるといいよと言われ、やってみましたが、ナタをハンマーでガンガン叩かなければならず、それはそれで近所迷惑です。
竹の中の節を棒で壊す
簡単な方法は、鉄の棒を使います。
細い竹でも構わないですが、竹は微妙に曲がっていますし、節もありますから突っ込んだ棒が抜けにくくなるので、ツルッとした表面の鉄パイプがあると便利です。
軽いものがより良いですね。
まずは竹を固定します。
段差をうまく使えば、固定は簡単です。
竹に棒を入れたときに、ズレないようにすればどんな形でもOK。
この中に、鉄パイプをガンガン突っ込めば、すぐに貫通させる事ができます。
力はそんなにいりません。
目安は、竹の反対側から、節の破れた破片が飛び出してくれば貫通の合図。
のぞけば向こう側が見えます。
これで、音は鳴らなくなりますよ。
竹山で火を炊くときの注意点
言うまでもないと思いますが、火は下から上に向かって広がっていきます。
土手の下のすぐ横など、上に火が広がりやすいところでは、火をつけないようにしましょう。
ただ、山は斜面が多いですし、燃えるものもたくさんあります。
竹山で火を炊くときの注意点
- 水は必ず用意する
- 燃えやすいものを近くに置かない
- どんどん燃えるので竹を火に入れすぎない
- できれば、最初は小雨の降るときに火をつける
- 日の近くを離れない
- 消防に連絡を入れる
まとめ
苦情が来ては面白くありませんから、消防に連絡を入れてから、ご近所さんへの配慮もしていきましょう。
竹山は焼かないと片付きませんから、可能なら竹を焼いて片付けたほうが効率よく片付きます。
竹が腐るまで脇に積んでいては、相当な時間がかかり破片が残ってしまいますから。
音がなくなれば、安心して竹を焼くことができるようになりますよ。
追記
細い竹の場合、中に棒を差し込むことができません。
そういった場合の音を消す方法は、
「ナタで45度の角度で一撃、穴をあける」
ということです。
各節ごとにナタを入れる必要がありますが、ゆっくりやっていけば音を消すとこができます。
ただ、ナタを振り下ろす時は大変危険ですので、支える手は必ずナタを入れる部分より上を持ちます。
下を持ってしまうと、ナタがうまく入らず滑ってしまったときに、手を切ってしまいます。
ご参考になれば幸いです。