竹山整備の1年タイムテーブル。タケノコ掘りで20万円の副収入!

うちには竹山があり、タケノコ掘りで副収入を得ています。

タケノコは一年中取れるわけではなく、3月〜4月の1ヶ月とちょっとの間しか収穫することができません。

しかしながら、その間で何万円もの収穫ができますから、うちにとってはボーナスのような存在です。

竹山整備を一年間、そんなに多くはありませんが作業表をまとめてみたいと思います。

収穫期(1月〜4月)

1月・2月

タケノコの成長はゆっくりで、そんなに多くは収穫できませんが、地面のひび割れや膨らみを見て、掘り出す事ができます。

この頃の小さなタケノコはアクが少なく、高級品として高値で取引されています。

3月・4月

タケノコはどんどん成長し、1日で1mも伸びるタケノコもあるくらい、どんどん成長します。収穫してもしてもどんどん出てきます。

体力勝負のタケノコ掘りと言われる所以で、疲れすぎない程度に頑張って収穫しましょう。

※全部タケノコを収穫してしまうと、来年以降の竹山の元気を奪ってしまう可能性があります。元気ないい場所の竹を何本か立てるように、計画的に収穫しましょう。

お礼肥(おれいごえ)(4月〜5月)

収穫が終わったらお礼肥と言って、収穫に感謝をする意味を込めて肥料を撒きます。

撒いた部分が白くなるくらい、たっぷり撒くのがいいらしいのですが、一応10アールあたり10kgという目安があります。

山に撒きますから、撒きすぎても大丈夫だと思いますが、肥料もお金がかかります。資金が許す程度で大丈夫だと思います。

タケノコに適した肥料

肥料の基本はチッソ・リン酸・カリですが、タケノコはチッソ成分を多く含む肥料を好みます。

チッソ成分を多く含む肥料
・硫安

・尿素

です。

タケノコ用の肥料や一般的な化成肥料でも大丈夫ですが、価格がお高めなので、財布と相談しながら肥料を決めましょう。

僕のオススメは尿素です。

親竹の芯止め(5月ごろ)

5月になると、立てた親竹が高く伸び見上げるほどになります。

あまり高くなってしまうと、日当たりが悪くなり、台風の時に折れやすく、弱い竹山になってしまいます。

ある程度の高さになれば、芯を折って止めた方がいいと言われています。

芯止めをしなくても問題ありませんが、余裕があれば芯止めをしましょう。

台風の時に倒れる竹の量が減りますし、元気な竹山になります。

芯止めのやり方

芯止めの方法は、伸びた竹の一番下の枝が出てきた頃が最適な時期と言われています。

その時に竹をグングンと譲って大きく振ると、先がポキッと折れて落ちてきます。

それで芯止めの完了です。

折れた芯が上から降ってきますから、ヘルメットを装着し、直撃しないように気をつけて行ってください。

草取り(5月〜6月)

この頃には、小さい竹の草のようなものが地面から生えてきます。

これは竹の養分を吸い取ってしまうので、引き抜くのが良いと言われています。

タケノコを探す際にも邪魔になって探しにくくなってしまうので、引き抜いてしまいましょう。

なかなか骨の折れる仕事ですが、こういった細かい作業が大切です。

夏肥(9月)

竹は夏を過ぎると、来年のタケノコを出すための準備を始めます。

この頃には、地中に根がいっぱい張って、たくさんの養分を吸収します。

たっぷりと肥料を撒きましょう。

間引き・古い竹の伐採(9〜11月)

竹は古くなるとタケノコを生まなくなると言われています。

5年を過ぎた竹は根元を見れば分かります。

黄色っぽく、赤茶色の点が出ている竹は7年以上の竹。

下の方に皮が残っているのが、1年目の竹です。

節の白い竹は、新しいもの。

節が黒く、根元が黄色くないものは5年以内。

こんな竹は古いものですから、伐採の対象になります。

竹はどんどん切った方が株に刺激になり、タケノコが出る本数が増えるそう。

日当たりなども、改善が期待できるので、伐採は思い切ってやりましょう。

伐採の感覚は一輪車を押して、スムーズに行き来ができる量と聞いています。

かなりスカスカですね。

そのくらい、伐採して大丈夫とのことです。

竹の買取をしている業者もありますから、調べてみてもいいですね。

さつま町の買い取り業者はこちら↓

さつま林産(株)

草取り(11月)

夏頃に生えてきた草を取ります。11月だけでなくても、周年を通じて草取りは続けていくと、綺麗な山に仕上がります。

竹草などや低い雑木もありますが、できるだけ取り除いておきたいですね。

クワで起こして根こそぎ抜くと、生えてこなくなりますから頑張って抜きましょう。

冬肥(12月)

これから本格的なタケノコを生むための肥料が必要になります。

タケノコの後半戦に肥料切れにならないためにも、冬肥もしっかりと施肥しておきたいものです。

そして、タケノコ掘りへ1月〜

まとめ

1年の竹山整備の流れを見てきました。

大変そうに感じるかもしれませんが、しなくても大丈夫です。

手入れしなくても出てくるのがタケノコですから。

数万円くらいのお小遣い稼ぎであれは、それで十分だと思います。

20万円稼ぐぞー!となれば、手入れをして、早くから掘って収穫しなければならないでしょう。

手入れをしてもいいし、しなくてもいいタケノコ。

眠っている竹山がある方は、行かれてみてはいかがでしょうか。

楽しい発見があるかもしれません。

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