新規就農の失敗。借金地獄をさけるスモールスタート!

新規就農は補助金がもらえたり、魅力的な世界かと思われると思います。

私もぜひ農業の世界にどっぷり浸かりたかった。

しかし、飛び込まなくて正解だった、と言われる面もあるなと感じています。

新規就農に成功、またはこれから飛び込もうという方に参考になる記事になれば幸いです。

新規就農はとにかく金がかかる

農業の端くれとして、一生懸命農業をやり続けてきました。

少しずつ収入が上がるようになっても、収入が入ったらまた新たな農業資材に投資していく。

そんな形で、農業で得た収入は、また農業に投資されて、決して自分の生活を良くしていくことに回ってきません。

農業はお金がかかるので、借金して投資して営農していくものと考えられがちですが、最初の数年は絶対に借金してはいけません。

ヤフオク等で中古の安いものをかき集め、レンタル業者から借りて農業をしましょう。

設備を整えても作れる技術が足りない

いきなり大規模な設備投資をしてスタートしようとする人が少なくありません。

これは絶対にいけませんのでやめましょう。

最初はレンタル・中古をかき集めて、ポケットマネーでなんとかします。

なぜなら作物を本当に作れるかどうかは数年作ってみないと分からないからです。

しかも、作物の選定を終えられていれば良いのですが、何を作る農家になるのか?

それが決まっていないと設備を整えるのも的外れになってしまいかねません。

数年、しっかり作物を作れるとなった上で設備投資をしていきましょう。

最初はレンタルで全部やる気持ちでいた方が正しいです。

農業で失敗借金地獄になる人は珍しくない

農業で失敗する可能性は低くありません。

台風など自然災害があり、体力的にも農業ができなくなるほどつらい作業が待っていたりします。

様々なリスクを抱えながら、農業を続けていく事になります。

そして、借金しながら農業していると、一度の失敗で経営が急落してしまう事があるのです。

夜逃げや自己破産など、誰も望んではいませんが、そうなる可能性は大いにある。と思っていて良いでしょう。

農業という産業は、それほど甘くはないのです。

初年度の目標は売り上げ100万円を目指そう。

最初から高い目標を掲げすぎても難しいですし、経営計画に無理を生じます。

最初の年は、借金しない。作物をキチンと育てられる。売り先(営業)にも取り組む。

という行動計画を立てましょう。

あくまでも最初の数年はスモール経営です。

借金地獄になるかもと恐れつつ、勇気を持って飛び込んで欲しい

借金地獄…、おそろしい言葉ですね。

そして、農家の人の多くがその世界に陥ってしまう現実があります。

農業をするにはそれほどお金がかかるのです。

しかし、成功すれば億を稼げる産業ですし、楽しい魅力的な世界でもあります。

あなたが日本の農業を背負って立つ人物になるのです。

ただし、リスクも多く割りの良い仕事ではないと自覚した上で飛び込んで欲しい。

安易に手を出して成功できるほど農業は甘くはありません。

それでも頑張れる!という人は是非、スモールスタートを意識してスタートしてください。

まとめ

新規就農の失敗について書いてきました。

失敗と言っても、借金地獄にならなければ失敗にはならないかと思います。

借金地獄が真の失敗であり、文字通り地獄です。

そうならないような事業計画と新規就農を目指して欲しいです。

そして、そのリスクを意識して、農業の世界に飛び込まない慎重さも必要です。

誰でも成功できる世界ではありません。

私は飛び込めませんでした。農業のリスクを抱えきれなかったのと、状況が許してくれませんでした。

新規就農したいと思う人が、たくさん存在しています。

そんなあなたが、失敗して借金地獄にならないように、慎重に行動してほしいと思います。

以上、「新規就農の失敗、借金地獄」でした。

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