オクラは簡単に栽培できて、毎日収穫する必要があります。
逆に言うと、毎日仕事があって、しかも初夏から霜が降りる頃まで、管理次第では収穫が可能です。
売れ行きも悪くありませんから、収入の安定しない新規就農直後は、頼りになる作物だと思います。
今回は、新人農家の味方、オクラ栽培の魅力について書いていきたいと思います。
①お金を稼ぎやすい作物、オクラ。
オクラの成長は早く、毎日収穫しないと大きくなりすぎて食べられなくなってしまいます。
逆に言えば、毎日収穫があることで、卸なり販売なりでお金になります。
さらに、毎日収穫していると品質が上がり、美味しいオクラになります。
消費者も毎日並ぶあなたのオクラを目当てに直売所で買ってくれたりもします。
毎日収穫できるというのは良い事ずくめなのです。
②栽培が難しくない
オクラを数年間栽培し続けてきましたが、簡単に育てられる印象です。
鹿児島だからかもしれませんが、暖かい地域では栽培が簡単です。
しかし、北海道など北日本では栽培は難しいそうです。
暖かい地域限定ではあります。
北海道など寒い地域では、無理してオクラを栽培する必要はないでしょう。
暖かい地域なら、オクラ、オススメです。
③狭い畑でも超密植できる
黒マルチの一つの穴に3本株を立てて、さらに株間15cmでいい。
条間は70cmの2条植えで、通路は150cm。
この感じで植えると1aでも1,000本以上栽培できます。
密植した方が、実が柔らかく種も大きくなりませんからオススメです。
収穫量も増えます。
④資材や手間がかからない
オクラは黒マルチさえあれば栽培可能です。
黒マルチはなくても良いですが、あったほうが草取りなどの手間がなくなり良いです。
春先の寒さも黒マルチで地温を上げる事で発芽を良くしてくれます。
それ以外、支柱を立てる必要も無ければ、草を取ることもそんなにしなくて良い。
路地の草が伸びてきたら、刈り払い機で10cm程の高刈して草も肥料にします。
収穫は毎日しますが、収穫さえ毎日すれば元気に育ってくれます。
⑤種が安い
種を買うのもお金が結構かかります。
1000粒で3500円するものもありましたが、私がお勧めするのは、1000粒1,500円程のベターファイブ。
ベターファイブは、種まきから収穫までの期間が短く、しかも背が低いので台風の影響も受けにくい。
さらに実が柔らかく美味しいのです。
実も揃いやすく、まっすぐで綺麗な実がたくさんつきます。
こんなに良い品種、他にはないのではないでしょうか。
品種選びで迷ったら「ベターファイブ」一択で畑全部に栽培してください。
成功すること間違いないです。
農業は難しく考えすぎないように
農業をしていくと、あまりの難しさに気が遠くなりそうになります。
全部の作物を、完璧に育てることはできないと判断しています。
私の場合、オクラが合っていたのかもしれません。
私はキャベツや白菜など、葉物野菜は全然うまく作ることができません。
農薬を使ってもうまくできないのは、向いてないんだなと感じています。
難しい野菜を頑張って育てるよりも、自分の得意な野菜を大量に作る方が、たくさんの人を喜ばせる事ができるのです。
まとめ
新規就農直後は、必ず苦労するものです。
その苦労を少しでも減らすには、簡単で大量にできる野菜を作る事が1番です。
キャベツやレタスなど一株一収穫の野菜は難しく、うまくできる可能性も低くなります。
その点オクラは、株が少々いびつだろうが、実は綺麗なものが収穫しやすいです。
毎日毎日どんどん実をつけてくれますから、収穫さえ頑張れば生活に困らない程度の収入は確保できるでしょう。
できれば10,000本以上植えられれば軌道に乗り易いかなと。
もちろん、得意で作りたい作物がある方は別ですが、それでも新規就農者にはオクラを10,000本くらい育てながら本丸の作物もやってほしいと思います。
それくらい、オクラは収入が安定します。
不安と希望を抱えながら頑張る新規就農の方の役に立てたら嬉しいです。
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