春かぼちゃを栽培しようと種を買っていろいろと方法を試してきました。
植え付けの時期が早いほうが、早く実がなっていいからです。霜にも弱く、酷暑にも弱いかぼちゃです。
しかし、初心者のかぼちゃ栽培は、寒さの管理も難しいですし、暖かくなってから直播きがベストでした。
または、3月下旬ごろにホットキャップを使用して種をまくのもありかなと。
いずれにせよ、直播きが種から栽培するにはベストでした。
種の購入
かぼちゃの種は高いのです。
一袋に10粒程度の種で400円程します。
一粒40円の計算ですね。
種の袋の裏には、1ポットに3粒くらいまいて発芽したら間引いて一本の苗にします。
と書いてあるのですが、
種がもったいなさすぎるからそんなことできないー。
となるわけで、1ポットに1粒ずつ蒔いて栽培しようとします。
すると、芽がチラホラしか出ずに残念な感じになるのです。
前回の記事で、寒い頃からポットで苗作りをしようとしたら、12分の1という悲しい結果になりました。
その出た芽も、うまくは育たず・・・。
その時の記事はこちら↓
かぼちゃの芽出し(発芽率100%を目指して)春かぼちゃの種まきは3月〜4月
かぼちゃという植物は、温かい気候を好みます。
霜にはめっぽう弱いのです。
ですから、霜の心配のなくなる頃に種を蒔きます。4月に入ってからがいいと思います。
そして、何よりもかぼちゃの種は発芽適温が30度と高いのです。
農家の方の動画を見たときには、温室で電気毛布を使用して発芽させていました。
そんなこと、初心者の家庭菜園家ではできませんね。
爪切りで種の先を切るとか、絶対しなくていい
爪切りで種の先を切ると、種の硬い皮を破りやすくなって発芽が良くなります。
という記事がネット上にありました。
その記事を信じて、種の先を切って植えてみたりもしましたが、結論から申しますと。
絶対しなくていい。
直播きのときに、袋からそのまま種まきしましたから、そして3日くらいで見事に100%に近い確率で発芽しました。
初心者農家は直播きをする方向で考えた方がいいでしょう。
苗を買った方が無難か
畑の規模や栽培したい量にもよりますが、10本以内の株を育てたいのなら、種よりも苗を買って植えた方が無難です。4月の頃にはよく育ったいい苗が手に入ります。
しかし、畑一面植えるのなら種がいいでしょう。
規模に応じて、種か苗を決めていきましょう。
繰り返しますが、種も一粒40円します。
ウリ科の植物は発芽は2〜3日後
キュウリやかぼちゃなどのウリ科の植物は発芽はすぐです。
何日も芽が出ない場合は、見込みは少ないでしょう。
1ヶ月ほど経って、発芽したこともありますが、そんな状態ではうまく育ちませんでした。
植え替えのリスクもない
当然ですが、直播きの場合は畑に植え直す手間がありません。
ポットから畑に植え替える場合、植え替えた直後は成長が止まります。
そして、その後の成長まで影響するとの報告もあります。
直播きで植え替えを経験しない苗の方が、成長が良い場合があるのです。
直播きは発芽率も良いですから、メリットは多いと思います。
鳥害に注意
いいことばかりのような直播きですが、鳥には注意が必要です。
鳥ですから、全部を抜き取ってしまうようなことはしませんが、鳥害を防ぐには不織布を被せたり、ホットキャップやあんどんで囲うなどの対策が必要です。
まとめ
プロの農家も、かぼちゃの発芽は苦労するみたいです。
こたつを使ったり、電気毛布を使ったりと、さまざまな試行錯誤があるようですが、初心者は大人しく、暖かくなるのを待ちましょう。
暖かくなってから直播き!4月下旬ごろ。
これが、発芽率100%を初心者が目指せる唯一の道でしょう。