米作り2年目のコールです。
昨年は機械なしで米作りしました。
面積はおよそ0.5a。
結果的に、米作りは機械がなくても作ることは可能です。
それなのに、
「機械がないと米は作れない。」
「米は作るより買ったほうが安い」
など、いろんな人に止められてきました。
しかし、私はその話を聞かずに米作りに挑戦して良かったと思います。
機械がなくても米はできる!
米作りに挑戦してみたいけど、周りから色々言われて作っていない方がいたら、この記事は役に立つと思います。
田植え・稲刈りは簡単!
米作りと言えば、田植えや稲刈りがものすごい重労働だと思われがちですが、実際はそんなでもありません。
田植えも稲刈りも、むしろ簡単な作業です。
それよりも、苗作りや脱穀の方が難しいというか、知識や技術が必要です。
田植えは、泥にガンガン入っていけるような格好になれば、植え付けは玉ねぎの定植よりずっと簡単です。
稲刈りも、鎌で刈って束ねるための藁を用意しておけば、難しくはありません。
ちょっと刈れば慣れてきて、早く刈れるようになります。
田んぼ準備にトラクターは使いました
田んぼを準備するにあたり、トラクターは使いました。
トラクターだけは父の遺品で残してあったのです。
そのトラクターで耕耘して、田んぼを作りましたが、狭い田んぼであれば、クワや三叉で十分可能です。
さすがに何反歩も作るとなれば、トラクターは必須かもしれませんが、狭い範囲なら水を溜めながら踏み込めば、すぐに田んぼらしくなります。
苗作りが半作
米作りは苗が半作と言われています。
苗作りができれば、半分の作業は終わりということです。
しかしこの苗作り、消毒せずに育苗箱に播種すれば、間違いなく、すぐ病気になります。
苗いもちや立ち枯れ病など、苗のうちには病気になりやすいのが稲の苗です。
一年目はもちろん、病気になって、急いで殺菌剤を買いに行って消毒しました。
消毒してしまえば、病気も治まったようで、田植えも問題なくできました。
田植え後の草管理
田植えが無事に終わり、ホッとしていたら、今度は雑草に追われる日々が待っていました。
「田んぼにこんなに草が生えるの?!」
と驚くほどびっしり草だらけになりました。
世間の田んぼに草が生えていないのは、除草剤でしっかり草の発生を抑えているからですね。
そんなことも知らずに稲作りをしていました。
中干しなど、ドキドキの水管理
田んぼをある時期には干すそう。
そんなことも知らずにいましたが、中干しは2週間ほど、しっかり干しました。
水を入れたり落としたり、初めてなりに頑張りました。
無事に稲刈り終了も、脱穀したらゴミだらけ
稲刈りが無事に終わり、ホッとして竹竿に干していました。
しっかり稲も乾いたところで、足踏み脱穀機(倉庫に眠っていた)で脱穀しました。
すると、大量の藁クズも混入し、とてもじゃないけど精米機にかけられる状態に無いようなモミになりました。
普通は唐箕(とうみ)という、クズとモミを風で分ける装置を使って、モミを分けるのですが、唐箕が無い。
ざるや扇風機を駆使して何とか、クズとモミを分けました。
この、クズとモミを分けるのは思った以上に大変で、規模によってはハーベスターをレンタルしても良いかと思うくらいこの作業は鬼門です。
自分で作った米はやっぱり美味しい
はじめて作った米でしたが、手伝ってくれた親にもお裾分けし、1週間分もありませんでしたが美味しくいただきました。
「米は買ったほうが安い」
というのは、本当かもしれません。
機械化すれば尚更です。
しかし、自分で作ることに意味があり、喜びがあると思います。
そして、作り方の工夫によって、作った方が安く、稼げる農家になっていくものと思います。
米作りしてみようと思われている方、まずはバケツや花壇程度の広さの田んぼを作って作ってみられてはいかがでしょうか?
思いの外簡単に米はできるものです。
まとめ
手植え手刈りで一年目の田んぼを作った経験を記事にしてみました。
田んぼは機械が無ければ作ることはできない。
と、誰が言ったのか不思議ですが、そんな常識めいたものがつきまとっています。
しかし、そんなことは絶対にありません。
昔はみんな手で植えて、手で刈っていたのですから。
逆に、時間をかけて田んぼを作ることで、昔の人の苦労と、稲作りの原点を知ることができたような気がします。
ご先祖さまは、こんな風にして、米を作り、生活していたんだなと。
便利になりすぎて、便利さが常識になり、不便なことはできないというようになっています。
しかし、そんなことは無いのだと言いたい。
周りの人は色んなことを言ってきます。
そんな周りの人の適当な発言を間に受けてはいけません。
自分がどう在りたいのか、どう在るべきなのか。
その在るべき姿を実現することが大切です。
米作り、結構簡単ですから、挑戦したい方は是非やってみてください。
楽しい未来が待っています。