タケノコ掘りのシーズンが到来していますが、タケノコ掘りはヘトヘトになります。
体力勝負のタケノコ掘り。
タケノコは、山の整備や肥料など、他の作物に比べて手入れはいらず省力でお金になりますから、割りのいい作物ではありますよ。
タケノコ掘りは、要領次第で省力で掘る事ができますから、体力勝負ですが、体力も少なくて済みますね。
タケノコ掘りのコツを描いてみます。
タケノコ掘りの道具
タケノコ掘りに使う道具は
①クワ
②手引のこぎり
の2つ。
のこぎりは、折りたたみ式の210mmのものがちょうど良くて便利です。
あと掘った時にタケノコを入れるカゴ類。
タケノコの生える向き
タケノコは真っ直ぐ富士山のように生えているのわけではありません。
竹の根っこの横から根が出て、グッとカーブして頭を出しています。
このカーブの向きですが、地面から頭を出している先の向いている方向の内側を掘ります。
内側を掘れば簡単に竹の根とタケノコの繋がっている部分までたどり着けます。
しかし、背中の部分を掘ってしまえば、どれだけ掘っても根とタケノコの繋がっている部分までたどり着くことはできません。
「ここを切る」部分を切れば、100%タケノコを掘り出すことができます。
背中の部分を掘れば、かなり掘った結果、タケノコの腰の部分を切ることになり、70%くらいしかタケノコを掘り取ることができません。
最初にクワをいれる場所
せっかく見つけたタケノコを、掘る時に傷つけてはもったいないです。
傷のついたタケノコは、買取価格がガクンと下がってしまいます。買い取ってもらえなくなる可能性もありますから、傷つけないように大切に掘りたいものです。
ちょっと離れた場所からクワを横向きに入れて、タケノコの生えてる向きを確認します。
タケノコの生えている向きを確認し、内側を掘れていれば、タケノコの姿を確認しながら掘り進めます。
タケノコの向きが分かりづらいタケノコもありますから、分かりづらい場合は周囲を掘って確認しながら作業を進めましょう。
タケノコの姿を確認したら、傷つけないように掘ります。
次はタケノコのサイドの部分まで掘ってU字のような形で掘り進めます。U字に掘らないと、タケノコを切って取り上げるのが難しいのです。
最終的には、①の部分を深く掘って行って、タケノコと根の接合部までたどり着くのを目指します。
根とタケノコの繋がっている部分までたどり着かなくても、ある程度深いところであればそれ以上は、硬くて食べられませんから、ある程度のところでも大丈夫です。
最後は、ノコギリで切って掘り取ります。
最後をクワで根とタケノコをバシッと切り離したりする方法もありますが、クワでやってしまうと、タケノコにヒビが入ってしまい、商品価値が下がります。
買取業者にお願いする場合も、自分で食べる場合もノコギリで切り離しましょう。
斜面の場合
タケノコは斜面に生えている場合が多いです。
斜面の方が、実は簡単に掘る事ができます。
足場は悪くなりますが、生えている向きが分かりやすいからです。
ただ、斜面の場合は、図を見てもらえば分かりますが、タケノコの頭よりも斜面の上を掘らなければならないので注意が必要です。
ついつい下を掘りたくなりますが、上を掘らなければ100%掘り取ることはできません。
買取業者に持って行く際のタケノコの姿
タケノコは食べられる部分は、赤い点々が無くなる上の方が、柔らかく食べられますが、その部分で切って持っていく必要はありません。
根をたっぷりとつけて持っていきましょう。
根をたっぷりとつけて行っても、業者さんがちょうどよく切ってくれますから。
逆に、切って行ってしまうと必要以上に切ってしまう場合もありますから、根はそのままにして持っていきましょう。
まとめ
タケノコ堀りは、掘るのが大変ですが、タケノコの生え方を理解しておけば、少し掘るだけで、綺麗に100%掘り取ることができます。
傷つける可能性も少なくなりますから、タケノコの生えている向きを把握する事が大切です。
地表のタケノコを見ただけで、地中のタケノコがイメージできるくらいになると、掘るのはより簡単になりますよ!