手植え手刈りで米づくりをしようと考えて準備をしてきました。
はじめての米作りは、分からないことばかりでしたが、何とか田植えまでできそうな感じになってきました。
今回は、田植えまでに何を準備しなければならないのか、整理して記事にしてみたいと思います。
田んぼはトラクターで3回は耕す
今回の田んぼは、休耕田でしたから草だらけで耕すのも大変。
トラクターのロータリーは草まみれになりました。
湿田でもありますし、三角形の小さな田んぼなので、トラックターを入れるのも大変。
下手すればすぐにスタックしてしまいます。
スタックしないように、細心の注意を払いながら、頑張ってトラックターで耕耘しました。
元肥をたっぷり入れる
元肥の大切さに気づき始めてきた今日このごろ。
植える前の準備段階で、肥料は入念に入れなければいけません。
追肥でなんとかしようとしても、追肥では限界がありますから。
今回は休耕田でしたから、多めに堆肥を入れています。
水をどう確保するか?
水をどう引いてくるか?というのが、田んぼづくりの一番の課題だと思います。
逆に、水さえあれば米は育つ。と言われたりもしていて、水さえなんとかなれば米づくりに挑戦できるということです。
私の場合は、井戸水をポンプでくみ上げて水を使っていますから、水道代は0円。
家の水道からは、井戸水が常に出るようになっています。(妻の実家ですが。)
その井戸水を使って米づくりをします。
ホースを伸ばして水を入れました。
水を水道の蛇口で調節して入れますから、水の勢いを調整しやすく、水の課題はクリアできました。
水を入れてからトラックターを入れると、スタックしにくい
トラックターを何度も何度もスタックさせてきて、その度に脱出させて、トラックターの脱出名人みたいになってしまいました。
そんなトラックター脱出名人の私は、水が原因でトラックターがハマるとばかり思っていました。
しかし、実際にトラックターがハマる原因は、トラックターのタイヤが滑るからハマるということです。
タイヤが滑らないようにするには、乾いた田んぼに入れるか、岩盤層までタイヤが届き、その間に滑るものが無ければハマりません。
田んぼに水を溜めると、泥が柔らかくなり、泥の抵抗が少なくなるため、底面の岩盤層までタイヤがしっかり接地し滑らなくなるわけです。
トラックターをはめてきた人は勇気がいるかもしれませんが、水を思い切り溜めてからトラックターを入れると、大丈夫ですよ。
中途半端な水分量が泥の粘度を高め、抵抗を増やし、タイヤを滑らせる原因になるわけですから。
水を溜めて足で踏んでもいい
トラックターをはめるのが怖すぎた私は、先程は偉そうに「水を溜めてから入れよう!」と書いていますが、実は足でドロを踏んでドロドロにするという工程を経ました。
水を溜めてから田んぼの中を足踏みすると、ドロが柔らかくなって、田んぼらしくなります。
トラックターが無い頃は足で踏んで、ドロドロにして田んぼの準備をしていたのだろうなと思いました。
本当は、水を溜めてトラックターを入れたら、すぐに柔らかくなるのだろうと思います。
トラックターで何度か耕耘すると、田んぼらしくなる
田んぼを作る上で、トラックターは必需品なのだなと思います。
ミツマタで耕やすことも可能だとは思いますが、広い範囲の田んぼは難しいでしょう。
そして、運良くトラックターがある私は、休耕田となっていた場所をトラックターでおこしはじめました。
元々が田んぼですから、トラックターでおこしているうちに田んぼらしくなってきました。
そして、水を溜めてトラックターを入れると、もうそこは田んぼでした。
3回はトラックターで耕しなさい。と田んぼの先生から言われた通り、3回目は水を溜めて耕すと、田んぼに変身してくれました。
平らにする
田んぼは、平らでなければいけません。
水を溜めますから、平らでないと水の深さに違いが出てきますし、肥料や農薬などにもムラができてしまいます。
水を落とす時も、平らでなければうまくいきません。
この平らにするのが、本当に大変なのですが、少しずつ泥を高い場所から低い場所に移していって、平らに近づけていくしかありません。
代掻き
田植えができる状態にすることを代掻き(しろかき)といいます。
田んぼに水を溜めて、土をさらに細かく砕いて平らにし、田植えができる状態にすることを言います。
草などの不純物を泥の中にしっかり押し込み、元肥をキレイに混ぜ合わせて、有機物の発酵を促します。
ここまでくれば、田植えが目前ですが、代掻きは技術が必要なので、上手下手が見ただけでわかります。
私も年々、うまくなっていきたいと思います。
田植え準備まとめ
トラックターの扱いにまだまだ慣れない初心者の私ですから、トラックターで田んぼを耕すのもの一苦労なのです。
田んぼに水を貯めるのも初体験でしたから、どの程度の水の勢いで溜めるとちょうど良いのか、分からないことばかりでした。
ただ、3回かき混ぜる気持ちでいれば、田んぼになるなという感想です。
もちろん元肥の堆肥や石灰などをきちんと入れておくことも大切です。
米づくりは敷居が高く、素人が手を出しにくい印象がありましたが、やってみればなんとかなるものだと思います。
これから、実際に手植えの田植えを行なっていきます!