2020年一番売れた野菜は?売れなかった野菜。無人販売所運営。

無人販売所を運営して2年以上経ちました。

はじめの頃は、並べる野菜が全然足りずに、店を開けられない日々が続きましたが、最近は毎日開店できるようになってきました。

そんな中で、売れた野菜、売れなかった野菜がありました。

無人販売所を作ってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

結局、便利さではスーパーには勝てない

無人販売所を運営していると、ライバルの存在を意識することになります。

スーパー、道の駅、他の無人販売所などなど。

そこで、結局のところ、スーパーと同じような売り方をしていても、全然相手になりません。

スーパーとは別のところで勝負しなければなりません。

無人販売所の圧倒的なメリット

スーパーが無人販売所に絶対に勝てない部分があります。

それは、新鮮さです。

朝、収穫した作物を1時間以内に陳列できるのは、無人販売所ならではでしょう。

朝早くから、買いに来てくれる方がいらっしゃいます。

それと、珍しい野菜を並べられるのも無人販売所だからできることではないでしょうか?

スーパーでは買えないような、変な野菜、珍しい野菜は意外と売れるものです。

逆にスーパーで買える野菜はあんまり売れません。

と、話が逸れましたが、売れた野菜、売れなかった野菜2020を発表したいと思います。

売れなかった野菜3つ

これは絶対売れるやろ!

と思って野菜を作っていますが、その思いと反して、売れると思った野菜が売れないことはよくあります。

ダイコン

これはガッカリしました。

2020年の初旬は、野菜が出来すぎてしまい、スーパーの野菜も安くて豊富にありました。

全然売れない立派なダイコン。

どこにでもある立派なダイコンは、スーパーで絶対に買えるものですから、わざわざ無人販売所で買うこともないのかもしれませんね。

長ネギ

長ネギも、絶対に売れるやろ!

と思ってガンガン作りました。

しかしあんまり売れません。

4本100円で売っても売れません。

なぜなのか、分かりませんがあんまり売れません。

結構いい感じの長ネギができたんだけどな。

アスパラガス

アスパラガスは、太いものが収穫できるようになるまでに3年ほどの時間がかかると言われています。

3年はかからないまでも、食べられるくらいの太さのアスパラガスがでてくるまでに1年半はかかります。

とにかく時間がかかるわけなので、スーパーでは高値で取引されています。

そこをうちの無人販売所は格安で新鮮なアスパラガスを販売していますが、売れ行きがあまり良くありません。

水に浸けて売っているからか?

うちのお客さんは高齢者の方が多いから、高齢者はアスパラガスを食べないのか?

全く売れないわけではありませんが、あまり売れが良くないのが現状です。

アスパラガスの栽培をやめるつもりはありませんが、これから植えて育て用と思っている方は、よく考えてから、栽培されることをお勧めします。

正直、面積の割に収穫量が少ないので、無人販売所向きではありません。

売れた野菜3つ

無人販売所向きの野菜というのは、どんどん収穫できて、毎日収穫できる、日持ちのする野菜がいい。

意外な野菜ばかりが売れているのが実情です。

オクラ

オクラは絶対に植えた方がいい野菜の1つです。

丈夫でどんどんなりますし、面積も少なくていい。

ただ、虫の防除や肥やしをやり過ぎるとならなくなってしまうので、やせた土地に植えるのがコツ。

無人販売所での売れ行きも好調ですし、種も安いので必ず元を取って余りある売上を上げてくれる野菜です。

グリンピース

飛ぶように売れるとはこのことと言うような感じで売れていきました。

なぜ売れたのか?

グリンピースなんて、グリンピースご飯以外の調理 方法を を思いつきませんが、それでも

「グリンピースはありませんか?」

「グリンピースはありませんか?」

と、何度も何度もいろんな人から聞かれました。

珍しいのでしょうね。

さやに入ったまま、袋に入れて売りました。

200g50円ですから確かに安いのですが、他のものもこれくらい安く売っていますので、グリンピースばかりがどんどん売れるのがよく分かりませんでした。

同じ頃にできる、スナップエンドウはあんまり売れずに自分達でたくさん食べました。

ささげ

ささげ豆というのは、個人的には知らなかった作物なのですが、珍しい野菜が売れる傾向にあったので、どんどん知らない野菜にも挑戦していこうと栽培したのがささげ栽培のきっかけでした。

その他にも、シカクマメやナタマメにも挑戦していますが、あまりならずに、種代を売り上げるには至らずじまい。

ささげだけは、ダントツでなりも良く、売れ行きもまずまず。

真夏の野菜の少ない時期に、売り上げを確実に上げてくれました。

売れる野菜まとめ

この野菜は売れる!と思って作って、結局売れない。

こんなもの食べる人いるのだろうか?と思いながら作って、思いがけず売れる。

消費者動向というのは、私が思っているものとは全然違うのだと思います。

私が書いてきた今回の記事も、地域が違えば異なる結果となるかもしれません。

やってみなければ分からないという感じです。

色々な野菜を植えて、育ててみて売ってみる。

これは中々面白いことかもしれません。