じゃがいもには多くの品種があり、どの品種を買って植えたら良いのか正直分からない。粉質とかネットリ系とか言われているのもよく分からない。
春は日本全国でじゃがいもを栽培できる時期だ。植え付ける前に、自分が食べたい料理に適したじゃがいもを多く植えたいところである。
コール
普段食べているじゃがいもは?
もっともポピュラーなじゃがいもは、男爵とメークインだろう。
春じゃがいもの種芋として買うことができるのも、この2種類である。
男爵(だんしゃく)
丸いゴツゴツした表面
粉質のじゃがいもの代表
煮崩れやすいので煮物にはあまり向かない
ホクホクした食感に仕上がるので、粉ふきいもやじゃがバターに良い
フライドポテトやコロッケなど揚げ物にも向く
肉質がやわらかいので、マッシュポテトやポテトサラダなど潰して使う料理にもよい
これぞじゃがいも、という風味があるのがこの品種
全国的に栽培可能だが、春作向きの品種
コール
煮物以外の料理全般で美味しく食べられますよ
メークイン
細長く下膨れツルッとした表面
ネットリ系じゃがいもの代表
煮崩れにくいので、カレーやシチューなど煮る料理に向く
実が硬いので、潰しにくくマッシュポテトやポテトサラダなどには不向き
全国的に栽培可能で、春作にも秋作でも栽培可能
コール
ただし、煮過ぎてしまうとメークインでも煮崩れます。
あくまでも比較的煮崩れにくいということです。
以上2種類のポピュラーなじゃがいもを紹介してきた。
基本的にはこの煮崩れやすいのか、煮崩れにくいのかで種類を分けて考えて良いと思う。
煮崩れやすい=柔らかい=コロッケ・粉ふきいも・じゃがバター=男爵
煮崩れにくい=硬い=煮る料理=メークイン
その他の品種
ニシユタカ
関西地域よりも西の暖地向けの品種
栽培しやすく粒ぞろい、多収種。
秋じゃがいもの代表品種だが、春作でも植え付け可能。
丸い形だが、煮崩れにくいメークイン系
風味は少ないので、じゃがバターには向かない
シチュー・カレーに向く
個人的には鹿児島の栽培なので、ニシユタカ に挑戦したい。
アンデスレッド
赤い色のじゃがいも
煮崩れやすい男爵系
マッシュポテトやコロッケに向く
変わったじゃがいももたくさん出てきており、黒いじゃがいもや紫色、赤いものなどなど、いろいろあって、ざっと数えても25種類ある。
いろんなじゃがいもを育てて食べてみるのも楽しそう。
まとめ
いろんな種類のじゃがいもがあり、遊び心で色んな種類のじゃがいもに挑戦してもいいと思う。
栽培方法はほぼ変わらず、春用、秋用の品種を間違わなければ問題はない。
ただ、品種によって合う料理方法が異なるため、煮崩れやすいのか、煮物に向く品種なのか、調べてから栽培することをお勧めしたい。
それから、可能ならば2種類以上のじゃがいもを栽培し、煮物用とマッシュポテト用に使い分けると幅広く活躍してくれる。
いずれにせよ、植えて楽しい食べて楽しいじゃがいも栽培、ぜひたくさんの人に挑戦してもらいたい。