オクラは虫がつきやすく、栽培時には毎回、農薬を使って対処してきました。
しかし今年、2021年は、なんと無農薬で8月までやってきました。
今後も農薬を使う予定は無く、無農薬でのオクラ栽培を続けて行きたいと思います。
参考になれば幸いです。
オクラの畝の通路で、草を育てています。
草を、育てています。と言っても、草は勝手に生えてきますね。
その草を、オクラと同様に伸ばしていくのです。
その草は、様々な生き物のすみかになります。
当然、草がオクラに勝たないように、日光を遮らない範囲で育てていきます。
草が伸びすぎてしまったら、10cmほどで刈る。
10cmほどの高刈をすれば、生き物のすみかを奪う事なく、高い草の勢いを抑える事ができます。
生物多様性が害虫の増殖を抑えてくれる
トカゲの姿を多くみます。
トカゲのおかげで、イモムシをあまり見ません。
クモやカマキリの姿もあります。
様々な生き物が住む畑になると、害虫だけが極端に増えるのを抑えてくれる。
結果的に、農薬に頼らなくても野菜が育つ環境になるわけです。
害虫は潰しながら、益虫は大切に
害虫がゼロになるわけではありませんが、害虫を手で潰してしまえば対応可能なレベルになります。
オクラの害虫の代表、葉巻虫も少し見ますが、潰してしまえば、数は多くなりません。
益虫には、「おはよう」と声をかけて、仲良くしましょう。
害虫は、多くなりすぎなければ、問題なくキレイなオクラが収穫できます。
追肥でオクラ自体の抵抗力を高めておく
植物は、適量の水と肥料が足りていれば、虫に取りつかれる事なく、健康な状態を維持できます。
しかし、収穫を続けていくと、どうしても肥料が切れてしまい、株全体が弱ってしまいます。
そうなると、虫に取りつかれやすくなったり、果実が曲がったりしてしまい、収穫を続けられなくなります。
そうならないために、こまめな追肥が重要です。
肥料はやりすぎると、着果が悪くなり収穫できなくなってしまうので、肥料は少なめに留めておきましょう。
風通し良く、葉かきは小まめに
あまりに草が茂りすぎると、生物多様性的に良くありません。
風通しの良さも、生物多様性には重要です。
作物も病気になってしまいます。
場合によっては、切り返しなどもして、風通しや日当たりなどの確保をしていきましょう。
ついつい、風通しが悪く、ジャングルになってしまいがちですけどね。
まとめ
箱庭のような草一本無い綺麗な畑を良い畑と思いがちですが、それでは害虫の温床です。
様々な生物が住み着くような畑であれば、農薬を施す事なく、キレイな野菜を収穫できます。
畑づくりは環境づくりなのかもしれません。
様々な生物が住みやすい環境づくりに成功すれば、自然と害虫は減り、作物はイキイキとしてきます。
無農薬野菜!というのはこれ以上無いブランド化ですね。
草を育てる野菜作り、というのが、より強く、手のかからない野菜づくりだと思います。