新規就農で失敗しないために。最初はみんな農業だけでは食えない

新規就農は甘くありません。

3年間は苦労すると思ってやるべきです。

もっと言えば、兼業農家で最初は頑張りながら、軌道に乗ってから専業になっても遅くはないかと思います。

都会から田舎に引っ越してきて、いきなり新規就農!

なんてことをする人がいますが、それはもう大変なことになります。

まずは、アルバイトを続けながら農業をやっていけるだけの技術や経験を積みましょう。

最初はみんな農業では稼げない

農業をスタートしてすぐに農作物で売り上げを上げるのは無理だと思って良いでしょう。

「俺は農業の経験があるから大丈夫」

本当に綺麗な作物をたくさん作る事ができますか?

直売所などでは、ライバルの高齢者農家のみなさんが往年の技で、美しい野菜を並べています。

そんな直売所で、ベテランのライバルを押しのけて売る自信がありますか?

そんなの無理です。

あなたの得意な作物は何でしょうか?

それを知っているなら、頑張って作りましょう。

自分の得意な作物を知らないなら、農業法人や農家のお手伝いをさせてもらって探究してみましょう。

どのみち就農直後は、余程経験を積んでいなければ売り上げを上げることはできないと考えてスタートしましょう。

農業は暇な時があり、夜は農作業ができないのでアルバイトを

キツくて大変な農作業ですが、農業は明るい時間しか作業できません。

ヘッドライトをつけて作業する事がありますが、危険ですからあまりオススメできません。

夜にはアルバイトをしても良いでしょう。

また、農業の比較的暇な冬場には、期間限定でアルバイトをしましょう。

どんなに素晴らしいスタートを切った農家も、最初はアルバイトをしているものです。

アルバイトも八百屋さんや農業の卸業者など、農業のキャリアに役立つ仕事を選べば、農家のキャリアに役立つことでしょう。

農業でお金を稼ぐには

農業でお金を稼ぐには、畑や田んぼでできた作物を、人に売ってお金に変えなければいけません。

まず畑で作物を作る。

これが中々難しく、初心者農家はまず、上手に作物はできません。

だから新規就農者は最大限農業に取り組みながら、副業のアルバイトなりをする。

農業でしっかり利益を上げられるようになるまで、アルバイトをし続けましょう。

そうする事で、とりあえず地獄を見るような事はなくなります。

農業の失敗は取り返しがつかなくなる

農業はお金がおそろしくかかります。

規模を拡大していけばいくほど、機械化して、大きなお金が動きます。

当然、借金しながら機械や施設を作っていくわけです。

1年、長雨などで不作があると、その年の失敗で取り返しがつかなくなります。

お金をかけない方が安全ですが、お金を投資しないと、発展もしていきません。

綱渡りをしながら、規模を拡大し続け、ビジネスにしていく。

これほど面白く、これほどおそろしいことはありません。

それが農業の正体です。

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今後、大規模農家が増えてくる

農地の集約化が進み、従業員数百人、規模は数百haといった農業法人が増えてきます。

そこに名乗りをあげようと思いましたがやめました。

しかし、この記事を読んでいるあなたは頑張ってやってほしい。

私は、人を統率する力が無いので1人農業しかできず、大規模農家にはなれません。

でも、必ず大規模農家が増えてきます。

農業者の高齢化が進み、耕作放棄地が増えています。

そんな土地を集約し、大きな機械を何台も所有した農業法人。

魅力的ですね。

しかし、ローマは一日にしてならず。

まずは足元を固めて、新規就農の安定しない収入を乗り越えるため、頑張ってアルバイトをしてほしいと思います。

それは、誰でも無いあなた自身のためになります。

どんなに優れた農家になっている人も、大なり小なりアルバイト経験はあるはずです。

みんなそうやって、立派な農家になっているのです。

まとめ

就農直後はアルバイトをして収入を安定させよう!

という記事でした。

農業は、畑で作った作物を、人から買ってもらって収入になります。

工程がたくさんありますし、就農直後は綺麗な作物などできるはずがありません。

そこで、技術や農地の乏しい時代はアルバイトをしてみんなしのいでやってきているのです。

早くアルバイトをしなくても生計が成り立つようになるのが理想ですが、農業はそんなに簡単じゃありませんね。

これから就農する予定の人は、余程の自信と経験と、勇気と行動力を持って農業の世界に飛び込んでください。

この記事で、少しでも不安になった方は、辞めておくなり、1年待ってみても良いかもしれません。

農業が大変な世界であることは確かですから。

私は農業、大好きですがやめました。

そんな選択も良い選択かと思います。

以上、「就農直後はアルバイトを!」でした。

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