海外自転車旅行の盗難対策。ロックはどんなのが良いか?

自転車 ロック チャリダー

海外を自転車で旅していて、気になるのは自転車の盗難対策ではないでしょうか?

私は、ごついロックを所持しながら、それだけで1,6kgほどの重量があり大変な重さでした。

自転車 ロック チャリダー

これは失敗だと思います(笑)

どんなロックが良いのか?

私の2年半の海外自転車旅行の経験で考える、チャリダーのロックについて書いてみたいと思います。

100%の盗難対策は無い

ずっと自転車の傍にいて自転車を見ている事はできません。

飲食店に入っても、2階に上がれば見えなくなりますし、ホテルでは一階に自転車は置いたままです。

そして、どんなにゴツいロックをつけていようが、本気で電動工具などで切られたら、対策のしようもありません。

どれだけ頑張っても、自転車は取られてしまう可能性は0にはならず、ある程度の覚悟をしながら自転車旅行を続ける必要があります。

ロックは長くないと使い物にならない

自転車 ロック チャリダー
私の使っていたロックは180cmのもの。

60cmとかの短いチェーンの物がありますが、あれでは自転車を盗難から守る事はできません。

ロックは、まず自転車のフレームの三角形の部分に通します。

その後、外しやすい前輪に通して、電信柱や木など、地球の一部に繋いでロックします。

そう考えると、ロックは長くないと繋げないのです。

長さ的には180cmから200cm程あると良いかと思います。

ロックはダイヤル式か南京錠か?

自転車 ロック チャリダー
この南京錠、500g
自転車 ロック チャリダー

私のロックは南京錠式で、それだけで500gほどの重たいものでした。

セキュリティーを重視して買いましたが、失敗したと思います。

まず、南京錠と鍵とチェーン本台の3点を持たなければいけません。

自転車 ロック チャリダー

これは意外と大変で、鍵を無くさないか心配していました。

そして、旅の途中で合鍵を2つほど作るという心配性っぷりです。

私は多分、相当な心配性なのでしょう。

そして、その重たいロックを自転車で持ち運び続けるという苦悩。

できる限り軽量化を図ってくれているテントや寝袋などを持ち、荷物も限界まで捨てて。

そして1,6kgもあるロックを持って移動するという…。

自転車だからギリギリ持てますが、ロックもできるだけ軽い方がいい。

ダイヤル式なら、南京錠も鍵も持たなくて良いですし、ダイヤル番号を覚えていればいい。

自転車旅行者にはダイヤル式をおすすめします。

2年半で盗難されたものは?

私は14カ国を自転車で旅してきました。

徐々に自転車のセキュリティー意識も低下したりして、ロックせずに自転車から離れたりしたこともありますが、自転車自体を盗難された事はありません。

盗難されたものは、なんと、

ヘッドライト1つ

だけでした。

自転車の前のカゴに入れておいたものが、朝になって無くなっていました。

ヘッドライトはどこでも手に入れることができますから、特に困ったりはしませんでしたが。

盗難というのは、気をつけていればそんなに無いのかもしれません。

ロックは壊されるような事はなかった

頑丈なロックを持っていきましたから、壊されるような事はありませんでした。

しかし、ずっと携帯し続けた1,6kgものロックは必要だったのだろうかと疑問が残ります。

もう少し簡単なものでも大丈夫だったかもしれません。

さすがに手で引っ張って引きちぎれるようなものでは防衛になりませんが。

とりあえずロックが掛かっている自転車は、盗難の対象からは外れるはずです。余程高価な自転車でない限り。

100cmのダイヤルロック2つ持ち提案

何故こんなに重たくて仕方ない、しかも南京錠と鍵まで持たなければいけないロックを持って旅に出たのか?

その理由は、ダイヤル式のロックは長いものが見つけられなかったからです。

ダイヤル式のロックは100cmくらいまでしかなく。

あるのかもしれない。しかし、見つけられずに買えなかったです。

それと、海外の経験が少なく、自転車盗難に対してかなり臆病だったということです。

どうしても取られたくない自転車ですから、ロックは頑丈でなければならないと。

結果1,6kgものロックを持つことになったわけです。

しかし、南京錠タイプは絶対オススメしないです。

カギを持ち続け、南京錠を持ち、ロックを自転車に巻き付けて、持ち物が増えて大変です。

そこで、ダイヤルロック式のロックを2本持つことを提案したいです。

1mのダイヤルロックだけでは地球に結びつけるには短すぎる。

しかし2本あれば、1本は自転車のタイヤをロックしてもう一本で柱や木に結びつける。

2本あると工夫次第で様々な使い方ができますから便利です。

赤いロックの方が、「ロックしてるよー!」のアピールになるのでオススメ。

赤でなくても目立つ色がいいですね。

同じ種類のダイヤルロック2つなら、大きな輪も作れる。

同じ種類のダイヤルロックなら、ロック部分の差し込みが同じ作りになっていますから、お互いの差し込みに別のロックのものを差し込めば大きな1つの輪を作ることもできます。

つまり2mの長さのチェーンロックを作ることができるという事です。

長いチェーンロック1本で良いという場合は、一ヶ所は繋げたまま長いチェーンロックとして使っても良さそうです。

一番の盗難対策は、自転車から離れないこと

ロックを使うことが盗難対策と思いがちですが、実は自転車から離れないことが1番の対策です。

純粋な泥棒さんは、暴力や攻撃などを好みません。

泥棒はコッソリとものを気づかれないように盗みたいのです。

また、ロックをしていても、バッグの中身等は守りきれない。

バッグの中のお金などはロックだけでは防衛できないのです。

しかし自転車から離れなければ絶対に大丈夫。

強盗に遭った石田ゆうすけさんの本を読んでいますが、あんな風になったらあきらめましょう。

強盗に遭ったら命以外は全部あげてやりましょう。

自転車は盗まれてもやり直しはききます。

でも大丈夫。そんな強盗に遭うようなことは、ほぼありませんから。

まとめ

自転車のロックは軽めのダイヤルロックを2つ持ちで世界旅行に行きましょう!という記事でした。

ダイヤルロックなら鍵も南京錠も持たなくて大丈夫です。

ダイヤルロック式は、防衛力が低いということが言われますが、ロックはとりあえずやっておけば確実に防衛になります。

頑丈すぎる重たいロックは、自転車旅行には向きません。

私が今度自転車旅行に行くなら、絶対に軽いダイヤルロックにします。

防衛力は低くなってしまうかもしれませんが、ロックはダイヤル式の軽いものを持ち、できるだけ自転車から離れない。

ホテルに泊まる場合も、宿の部屋に自転車を持って行って良いか聞いてみましょう。

大体のホテルで部屋まで自転車を持っていくことができましたよ。

頑丈なロックより軽いロック、そして一番大事なのは自転車から離れない。それが私の思う最強の盗難防止です。

以上、「自転車旅行の盗難対策」でした。