自転車旅1日100km走るなら、サドルは絶対革がオススメ!

世界自転車旅行に出て、長い距離を走る日もありました。

1日に自転車で最長130kmほど走った日もあります。

それでもお尻は全く痛くならず、快適に自転車に乗り続けられるサドルがあります。

それが「革サドル」です。

10年ほど前に買った私の革サドルも、今なお現役で活躍してくれています。

今回は旅のお供、革サドルについて書いていきます。

安いサドルではお尻が痛過ぎて、それ以上自転車に乗れなくなる

最初の旅で、自転車の装備など整えず、安い自転車を買ってそのまま乗り続けた経験があります。

サドルが良くないと、だんだんお尻が痛くなり、たまらなくなって乗れなくなってしまいます。

もしくはずっと立ち漕ぎするか?

本当に痛いです。安いサドル。

ただでさえ大変な自転車の旅で、サドルでお尻が痛いとなれば、もう景色を楽しむどころの話ではありません。

それくらい、安いサドルではお尻が痛くなります。

重要なのはクッションの量ではない

クッションのたっぷり入ったサドルを使った事があります。

サドルの良し悪しはクッションの量ではないのだと分かりました。

サドルのポイントは、お尻にフィットするかどうかです。

そして、革サドルは使っているうちにお尻にフィットするようになっていくそう。

革サドルは一見、硬くてクッション性なんて全くなさそうな感じですが、実際にはお尻に合った状態になっているようです。

歴史ある「BROOKS」の革サドル

私のサドルもそうですし、海外で自転車旅行しているほぼ全ての自転車旅行者が愛用していました。

「BROOKS」(ブルックス)

サドルの後ろに「BROOKS」のロゴが入っています。

この高級感とお尻が痛くならない安心感。

革製品独特の使い込むほどに味わい深くなる一品モノは、買って後悔は絶対にしないと思います。

穴あきと穴無しのサドルがある

ブルックスの革サドルには、穴があいているものと穴があいていないものがあります。

私のサドルは穴なしなのですが、穴なしサドルの良さは耐久性だと思います。

ただ、穴無しサドルははじめのうちはかなり硬い印象です。

購入当初は、カチカチの革サドルのあまりの硬さに「失敗した…」と思いました。

しかし、みなさんが書かれているように、だんだんとお尻になじんで痛くなくなりました。

結果的に10年ほど使用していますが、まだまだこれからも使い続けられそうです。

穴あきサドルは柔らかな印象

世界自転車旅行 チャリダー 自転車
穴開きサドルを使用しているヨーロッパ旅行者

私の革サドルは穴無しサドルを使用してきましたが、旅中に出会ってきた旅人たちのサドルは、穴あきも穴無しもありました。

穴あきサドルの印象は柔らかそうでした。

それから、穴が空いている部分は突き上げがありませんから、股間への圧迫が少なく、優しい設計になっています。

本来、股間で座らず、坐骨結節というお尻の骨2点で体を支えるのでサドル突き上げは関係ないはずなのですが、デリケートな部分ですから穴あきの方が体への負担は少なそうです。

逆に、穴あきサドルは耐久性に難がありそうです。

やはり柔らかく穴が空いているので、寿命という点では穴無しサドルの方に軍配が上がるでしょう。

金具にも違いがある

私の革サドルはちょっと高い方を買ったので、素材がチタンでできています。

チタンの良さは「錆びない」という事です。

人が使っている革サドルを見たときに、鉄を使ってつくられている革サドルは、金具部分が錆びてきていました。

その錆びているサドルを見て、

「チタン製のサドルにして良かったな。」と思ってしまった自分がいました。

革サドルのデメリット

水に濡れたら良くない

ここまで読んでいただいている方は、良いことづくめの革サドルかとお思いでしょうが、革サドルにも欠点があります。

それは

雨に弱い!

長旅には致命的とも言える雨に弱い。

このことで結構苦労しています。旅中。

少々の雨なら大丈夫そうなので、普段使いのユーザーには問題ないかと思います。

しかし、一日中乗り続けるタフなユーザーには水に濡れたら良くない革サドルは問題です。

一応、革サドル用のサドルカバーはありますから、それさえしていれば大丈夫かと思いますが、濡らさないようになど気を使います。

定期的にオイルを塗らないといけない

と言っても私はほとんど塗りませんが、初期の硬い頃はオイルを多めに塗った方が馴染みやすいそう。

革は生きものですから、乾燥しすぎるとひび割れてきます。

手入れ不足ですね

しかし、多少ヒビが入ったくらいでは使用には問題ないです。

ヒビを発見した直後に、たっぷりオイルを塗ったのでこの程度済んでいます。

できれは、ヒビが入らないように定期的なメンテナンスを心がけたいものです。

メンテナンス次第では、半永久的に使用可能かと思います。

サドルカバーが無い場合の代用品

サドルカバーが無い場合もあるかと思います。

突然の雨など。

そんな時には、レジ袋で構わないのでかぶせてしまいましょう。

ずぶ濡れになるのが良くないだけで、レジ袋を被せればそれを防止することができます。

ただ、かっこ悪いですね。

自転車の乗り方も重要!

サドルは革サドルでバッチリOKですが、自転車に長時間乗る上で大切なのがお尻の骨2点でしっかり体重を支える乗り方が重要です。

どんなに良いサドルでも、股間の柔らかい場所に圧がかかり続けると、男性機能障害や女性にも悪影響があります。

そこで、正しい乗り方なのですが、背中はかなりの猫背です。

猫背で重心をお尻の後ろにもっていきます。

骨盤を後ろに傾ける感じです。

そうする事で、股間の大事な血管や神経が通っている部分を守る事ができます。

わかりにくいですが、背中を丸めて骨盤を後ろに傾けるイメージ

長時間自転車に乗る方は意識してみてください。

まとめ

長距離を自転車で移動するには、革サドルがオススメですよ!という記事でした。

革サドルは確かに高価なシロモノですが、安いサドルでお尻が痛くなると、もうそれ以上自転車に乗ることができなくなります。

それくらいサドルというのは自転車旅行者にとって重要なアイテムです。

ただし、雨に濡れるとダメージを受けてしまったり、オイルを塗ってメンテナンスが必要なところがデメリット。

それでも私は、自転車のサドルは革サドル意外使いたくないくらい、革サドルが大好きです。

どれだけ乗ってもお尻が痛くなりませんから。

これから自転車で日本中・世界中を巡って暴れてやりたい人の参考になれば幸いです。