私の仕事は理学療法士ですから、普段は80歳以上、たまに100歳以上の方と接することがあります。
リハビリの途中、無言で関節と向き合っているわけではなく、お話をしながらリハビリをします。
その中で、私がよく聞く質問に、「長生きの秘訣はなんですか?」と高齢で元気な方に聞いています。
その結果と、100歳以上の方を観察していて感じたことをまとめてみたいと思います。
特徴1 くよくよしない
100歳以上の方のほぼ100%、くよくよしない人という特徴があります。
くよくよ考えていたって仕方がない。
と、分かっていてもくよくよ考えてしまうのが人間というものだったりするのですが、100歳以上の方はあんまりくよくよしたりはしないです。
生き方が上手な人というのは、考えても無駄なことを考え込まない人なのかもしれません。
見習いたいです、くよくよ考えない。
特徴2 よく食べ、よく寝る
長生きの秘訣のアンケートで1番にあがってくるのは「よく食べ、よく寝る」こと。
私が観察している中では、大食いの人が100歳以上の方であるとは言えないのですが、長生きの方は「よく食べ、よく寝る」と答えてくれます。
私なりの解釈としては、よく食べるは、好き嫌いせずになんでも食べること。
よく寝るは、一日中寝ているというわけではなく、夜にちゃんと眠る、ということだと思います。
規則正しい生活をすること、なのかもしれません。
特徴3 自己管理ができる
長生きの方は自己管理をきちんとできることが絶対条件です。
体のコンディショニングを整えること、バランスの良さは長寿にとって大切ですね。
逆に人は認知症になると、寿命は短くなってしまうのだそうです。
なぜなら自己管理ができなくなってしまい、体調を崩した時に正しい行動ができなくなってしまうからなのです。
自分の体調は、自分しか分かりません。
妻の体調も、夫の私には、言われるまで分かりませんから。
特徴4 歯の管理
意外と見落としがちなのが、歯の管理です。
歯が健康でないと、思うように食べることができませんから、栄養を十分に補給することが難しくなってしまいます。
100歳以上の方というのは、自分の歯でごはんを食べている方が多いです。
歯の管理は、日々の生活の中で行われるものです。日々、歯磨きをキチンとして、虫歯になったら歯医者に何度も通って…
自己管理に入るとは思いますが、あえて長寿の特徴に入れてみました。
歯の管理は、遅すぎるという事はありません。
今からでも残された歯を大切にして、一本でも多く歯を維持し、食べたいものを食べられる時間を長くしてほしいと思います。
特徴5 しぶとい
結局のところは、このしぶとさは長寿の必須条件だと思います。
生死の瀬戸際になった時に、諦める人か諦めずに生き続ける人か。
ガンになった時に、治療をしないで余生を楽しむ。という人がいますが、とてももったいない話です。
治療の結局、助からない人はいます。
でも、助かる人も多いのが現代の医療です。
私が思うのは治療をしながら余生を楽しめば良いのではないでしょうか?
生きる気持ち。生き残ってやる根性。死の淵からはい上がってきて、その後何十年も生きる人は多いですから。
長寿には根性が必要なのだと思います。
まとめ
長生きしている人の特徴、長生きの秘訣を書いてきました。
現在、私は35歳。2倍しても70歳。3倍して105歳。
35歳でも結構長いこと生きてきたなと思います。
あと2回、35年生きて100歳オーバーです。(そこまで生きれるとは思ってませんが)
人生は短いようで長いです。
長く生きるには、日々の自己管理と生きてぬいてやるという根性と、楽天家であるという心意気が大切なのですね。
せっかく頂いた命ですから、1日も長く、元気で大切に生きていきたいと思います。