寿命は伸び、50年ほどの人生だったものが、80年以上に長くなっているため、人類は関節痛に直面することが増えました。
ひざ痛に悩むようになると、歩くことが大変になり、ますます歩けなくなります。
しかし、ひざ痛はあることをすれば痛みは軽くなり、症状が軽ければ完治も可能です。
ひざ痛の改善方法について書いていきますね。
ひざ痛の原因
ひざ痛は炎症症状が起こって生じます。
若い人のひざ痛に多いのは、スポーツによる大きな衝撃の繰り返しと、成長痛です。
転んで打ったひざが炎症になって、ひざ痛になってしまったりします。
高齢の人の場合は、軟骨のすり減った部分が炎症を起こしてひざ痛になります。
逆に言えば軟骨がすり減っていても、炎症が無ければ、そんなに痛くはないものです。
炎症の状態次第で、痛みの強さが変化します。
炎症が起こっている時
先程、炎症の状態で痛みが変わると書きました。
炎症があるうちは、歩くことも控えた方が良いですね。
歩くことはヒザに大きな負担をかけますから、できるだけヒザに負担がかからないようにしましょう。
病院へ行けば、炎症を抑える薬や痛みを抑える薬など処方される事もありますから、病院へ受診されるのも良いかと思います。
第1選択は整形外科を受診したいところですが、近くにない場合や主治医がいる場合はまず、近くのお医者さんに相談してみてください。
炎症が治まってきたら
炎症が治まってくると、動きやすくなります。
若い人であれば、痛みが治ればこれまでの生活に戻ることができます。再発も少ないでしょう。
ただ、高齢の方のひざ痛は、再発リスクが高いです。
軟骨がすり減っていますから、その部分は炎症を起こしやすい状態にあるのです。
そこで、再発防止と完治のための運動療法を開始していくのです。
ひざは筋力がついてくると治る
軟骨がすり減っているから、もう治らないと諦めている方も多いですが、そんなことはありません。
筋力強化をすれば、必ず良くなります。
筋力強化① ちょっとスクワット
スクワットは立った状態でひざの曲げ伸ばしをする筋力強化の代表的なものですが、それをちょっと曲げて、負荷を軽くして行います。
「クックックッ」とリズムよく行いましょう。
回数は50回〜100回を1セットで、2セットくらいやると良いです。
筋力強化ですから、慣れてきたら300回くらいやってもいいです。
10回や20回では回数が少なすぎると言われていますから、できるだけ多くやりましょう。
この、ちょっとスクワットはひざへの負担は少なめです。
筋力強化② 座ってひざ伸ばし
椅子に深く腰掛けて、ひざを伸ばして10秒キープ。下ろして力を抜きます。
大腿四頭筋という太ももの前の部分の筋肉を鍛える運動です。
これもたくさんやればやるほどいいのですが、まずは10回くらいからスタートしましょう。
ひざ周辺の筋肉を意識して行うと効果アップ。
この運動は、ひざへの負担があまりかかりませんから、ひざの痛む時期にも取り組むことが可能です。
筋力強化③ 片足でケンケン
少しレベルの高いトレーニングになります。
転倒の危険がありますから、バランスの悪い方はしっかりとしたものに捕まって行うと良いです。
くれぐれも無理せず行ってください。
膝への衝撃がありますから、以前靭帯を痛めた方や高齢の方などはやめておいたほうがいいでしょう。
スポーツをする人の筋力強化と考えておいた方が良いですね。
まとめ
ひざの痛みに悩む方は多いですが、原因は筋力の低下が根本的にあります。
成長痛など、運動を休んだ方が良い場合がありますから、若い方のひざ痛は原因をよく考えて、対応した方が良いですね。
高齢の方は、ひざの痛みが軽くなったらドンドン筋力をつけましょう。
筋力がついてくると、嘘のように楽になります。
グルコ◯ミンや栄養補助食品などいろいろとありますが、あまり信用していない私です。
筋力強化や体操が、お金がかからず効果てきめんです。
今から、筋力トレーニング、始めてみてください。
すぐにスタート可能です。