家族が入院したら、心配で不安で仕方がありません。
しかし、そのまま退院の日が来ることを願うだけではいけません。
ただでさえバタバタする家族の入院ですが、高額医療の手続きは最低限やっておきましょう。
大丈夫です。難しいことはありませんから。
高額医療という制度
医療費がかかり過ぎた場合、収入に応じた一定の額を超えた場合に、その超えた額は払わなくて良いという制度があります。
それが高額医療という制度。
私もこんな記事を書きながら、全く詳しくはありません。
詳しくはありませんが家族が入院して、退院してから手続きしようと思っていたら、事前に手続きしておいた方が良かったな〜、というのがこの記事です。
1週間ほどの入院でも10万円ほどの支払いになりますから、入院が決まったらすぐに高額医療の申請をしましょう。
申請をして感じたのは、全く難しいことはありません。
大切なのはできるだけ早く、できれば退院の前に認定証を手に入れられたら安心ですね。
いくらくらい返ってくる?
高額医療の制度は、収入に応じて上限が決まっています。
年収が370万円を超えていなければ、六万円弱です。
また、住民税非課税世帯でも上限が変わってきます。
詳しくは、高額医療費の上限の計算方法で検索してみてください。
コールさんちは、おそらく六万円弱の上限になるかと思います。
手続きは書類を書いて送るだけ
サイトからダウンロードできます。
健康保険証の表面の下のところに書いてある、保険者に申請書を送ります。
コールさんちの場合は全国健康保険協会の鹿児島支部でした。
記入方法も記入例を見ながら書けば大丈夫。
健康保険証の記号番号と氏名、電話番号、住所などを書いて送りました。
国民健康保険の場合は市町村役場で手続
保険者が国民健康保険の場合には、市町村役場で手続きをします。
以前、高額医療を手続きした時に、役場で手続きしたような気がしていましたので、今回も役場かと思っていました。
保険証の種類によって、手続きする場所が異なりますので、職場の先輩や事務員さんに相談されると教えてくれると思います。
コールも、職場の事務のお姉さんに聞きに行きました。
今回のコールさんちの失敗
高額医療制度というのは知っていました。
そして、事前に手続きして、限度額までしか支払わなくて大丈夫なパターン(パターンA)と、
事後に申請して、一度全額支払ってから、後から限度額以上払った分が返ってくるパターン(パターンB)
のふたつのパターンがあることも知っていました。
そして、意外と短かった妻の入院期間と、2人の子供を保育園に毎日預け、実家に帰って生活拠点が変わったことによるバタバタで、高額医療制度に手をつける余裕の無さ。
気持ち的には、後から申請すればいい。という気持ちでした。
そして、妻の退院が決まり支払いは9万円ほどという事で、払えなくはないので退院時には、
「全額払います。」
と言ってしまいました。
それでも全然大丈夫なのですが、退院後でも、高額医療認定証をゲットして、限度額までの支払いで大丈夫な方法があることを知りました。
そして冷静になった時に、パターンAの方が絶対楽ちんだということに気づき、パターンAで支払う方向に決めました。
月をさかのぼって申請するには
退院後に、パターンAで支払うには、今回の場合、月をまたいでしまっていたのですが、入院していた病院に一筆書いて貰えば大丈夫とのこと。
鹿児島大学病院の事務員さんが、非常に親切な方で、一筆書いた書類をすぐに郵送で送ってくださいました。
大学病院までコールさんちから1時間20分かかります。
往復で3時間。
ただでさえ妻の入院で休みをもらいまくった後に、書類を取りに行くだけで職場の半日休みは貰えない。
郵送していただいて本当に助かりました。
申請書を郵送後して認定証が届く
現在は、申請書を郵送した段階で記事を書いています。
まだ、限度額の申請や病院への支払いは終わっていませんが、手続き自体は難しくなかった印象です。
あとは、認定証が届いて病院に連絡する事になっています。
まとめ
家族の入院となれば、誰もが冷静でいられなくなると思います。
妻の入院は、さすがに心身共にこたえました。
しかし、そこを冷静に、高額医療費の請求の準備を着々と進めていきましょう。
そうすることで、退院時には、高額医療の上限額を支払うのみになりますから、お金の心配を減らすことができます。
それにしても、こんな基本的な社会制度も、学校で教えてはくれません。
義務教育の時に、利用しやすい社会制度の大まかなものは教えてくれても良いような気がします。