強い人と弱い人の考えている事の違い。強くなる考え方

強さとは、順応する力だと前回の記事に書きました。

順応というと、同調するとか没個性など、マイナスにとらわれがちですが、ルールある社会で生きている以上、ある程度の枠の中で生きる事は大切なことです。

All for one, One for all.

1人はみんなのために、みんなは1人のために。

こんな環境の中で生きていたら、毎日楽しい日々が過ごせそうですね。

強い人は、順応している

その組織や環境にぴたりとハマって、楽しく過ごしている人は、強い人だと思います。

逆に、ちょっと周りから浮いていて、周囲にハマりきれていない人、というのはどうしても弱く、いじめの対象になってしまったりもします。

順応が全て、とは言いませんが、周囲の状況や環境にピタリとハマっている時に人は楽しく強く過ごせるのではないかと思います。

それを、自然体でできる人がいるのは事実です。

弱い人は自分中心の考え方をしているかもしれない

「誰も分かってくれない」

「こんな社会で生きていたくない」

「俺の意見を聞いてくれない」

と、不平不満を口々に言っていると、弱くなっていきます。

周囲との距離があいてしまい、孤立して、どんどん弱くなっていきます。

自分の意見や意思を持つことはもちろん大切です。

その自分の意見が正しいのかもしれません。

しかし、社会という現場で、自分の意思を通そうとすると、必ず軋轢が生じ、強い方の意見に周囲は寄って行ってしまいます。

これはもう、どうしようもない事実なのです。

保守派の方が強い。人間は変化を恐れ、新しい考えを排除したい動物だからです。

「それでも地球は動く。」と言ったガリレオ・ガリレイは、現在ではみんな正しいと分かっている地動説を唱えて殺されてしまいました。

正しいことを言っていても、殺されているわけです。

ガリレオ・ガリレイが正しい事を言って、貫いた美談として語られていますが、人生を短くしてしまった事実は残っています。

正しい事を言う時も、控えめに周囲の理解を少しずつ獲得していく努力が必要なのだろうと思います。

それは、大変なことなのです。

それでも自分が正しいと思う人が生きる道

社会に順応する力を「強さ」であるというのが、この記事の主張です。

しかし、そんな強さは認めない。

という人がいらっしゃるかと思います。

そんな方が生きる道は、孤独に耐えた自由という1人で生きていく道です。

1人で生きるには、それなりの力と覚悟が無いと生きていけません。

人に頼らず自分の力だけで生きていくには、お金も住むところも、食べるものも自分で手に入れること。

それを実現できれば、1人で順応を考えずに生きていくことができるかと思います。

ひとり社長や食える芸術家

個性が評価される世界があります。

それが、芸術の世界です。

私は似顔絵を描きますが、芸術家として似顔絵の活動をしている時はチヤホヤしてもらえます。

それ以外では、自己主張の強い変な人なのですが、順応を意識するようになって、組織の中でも楽しく生きていけるようになりました。

ひとり社長でも、個性を発揮して生きていける事業を選べば可能かと思います。

しかしながら、事業とは、人に物を売ってその対価をもらうことですから、より深い人間理解が必要ではありますし、誰でもなれるわけではありませんね。

家族だって社会なんだ

家族4人で生活していますが、家族も社会だなって思います。

家族で言えば私は、父親ですから、会社で言う社長的な役割の立場になります。

しかし、社長だからといって自分よがりに生活していては、家族はまとまりませんね。

家族こそ、One for all, All for one.(1人はみんなのために、みんなは1人のために)の精神でありたいものです。

そんな家族、素敵だと思いませんか?

家庭こそ、基本の社会として、素敵な組織・家庭になるように心がけています。

順応力を高めることでしか、強くなることはできない

強さ=順応する力

と何度も書いてきました。

人や社会だけでなく、災害時や転職時など、順応を求められる場面も多いです。

そんな時、スムーズに順応していけるなら、その人は強いと思います。

刻一刻と変化していく人生の場面の中で、様々な状況に置かれる私たちは、順応を余儀なくされます。

2021年のコロナ禍でもそうです。

コロナ禍で飲食店は待っていてもお客さんが来てくれない。

これまでの方法が通じなくなったわけです。

そこで、様々なアイディアを出して、コロナ禍に順応できたお店は生き残り、順応できなかったお店は無くなっていきます。

順応が強さである事の表れだと思います。

結局のところ、安定した状況というのはこの世に存在せず、目まぐるしく変化していく状況に順応しながら生きていくしかないというのが世の常のようです。

強い人の考え方と、弱い人の考え方

話がぶれながら書いていますが、強い人の考え方は、

「どのようにこの社会、状況に自分を当てはめていくか?」

ということに尽きるかと思います。

そのためには、自分の長所と短所をよく知っていないと当てはめていくことは難しいですが、このことによって、自分をイキイキと生かしつつ社会に順応していけるのです。

逆に、弱い人はどう考えているかというと、

「私の思いを分かってくれない社会」

が目の前に広がっているという事です。

つまり、自分のことを分かってくれない人がいるせいで、自分の人生を乱されているのです。 

自分の人生は、自分の責任で良くも悪くもなるものと思いませんか?

でも、弱い人は人のせいにしながら生きているのが、弱さの一番の原因なのです。

自分の人生を自分の責任で生きてみませんか?

そうすることがまず、強くなるための第一歩だと思います。

まとめ

偉そうなことを書いてきましたが、私自身まだまだ弱い人間です。

でも、順応する力が強さだと分かった時から、グッと強くなれたような気がします。

強くなりたいけど、どうしたら良いかわからない、という若者に届いて欲しい記事です。

また、自分の弱さに傷つきながら生きている人も、読んで楽になってもらえたら嬉しいなと思います。

弱さは自分の事ばかり考えて、人のせいにしているために起こります。

自分の人生は、自分の責任です。

自分を社会にどのようにはめていけば、順応していけるでしょうか?

そのことを考えていけば、大丈夫。

強くなっていけると私が背中をおしますよ!