日々、やることに追われながら生活している人は多いかと思います。
アレもしないといけない、これもしないといけない、あっアレをしに行かないと‥
しかし、忙しく動いてきたのに、1日を終える時、何も進まなかった気になることはありませんか?
結局、アレもこれもと考えて手を出した結果、何も進まない状態になることは多いです。
アレもこれもと考えているうちに、何から手をつけたら良いのかわからない、「混乱」の状態になっているのです。
今回は、多くのことに追われる人に送る、進む記事を書いてみようと思います。
何から手をつけたら良いのか分からない、多くの誘惑に誘われて進まない
多くの物事に追われる現代人は、アレもコレもとやることが多いので、頭の中は散らかっている状態にあります。
頭の中がごちゃごちゃしていると、スムーズに行動に移すことができません。
その状態でケータイ電話が鳴ろうものなら、今見る必要もないようなつまらないネット記事を読んで時間を浪費してしまいます。
夜中に何故か部屋を片付けだすようなことがありますが、それは頭の中が散らかってしまっているからです。
そして、結局本当にすべき事は全く進まないまま、1日が終わってしまっているのです。
1度に2つのことを同時にする事はできない
人間には腕が2本、目が2つ、脳は左脳と右脳がありますが、残念ながら別々のこと同時にする事はできません。
右手で漢字を書いて、左手で算数をする事はできないのです。
ことわざに「二兎を追う者は一兎をも得ず」
というのがありますが、まさにその通りで、どちらか一方に的を絞らないと、2つとも逃してしまうのです。
本当に右手で漢字を、左手で算数を1時間したところで、どちらも進まないのは目に見えているでしょう。時間の無駄です。
しかし人は、2つのことを同時にやりたいと思ってしまい、できないことをやろうとするもので、ますます進まない現状になってしまうのです。
腕2本、目玉2個、両側の脳を1つのことに集中して使わないと、物事を進める事はできないのです。
何から始めれば良いのか?
混乱の状態にあると、難しい事をしようと思ってしまう傾向があります。
例えば、部屋を片付けたいと思うと、最初の一歩は、目の前の丸めたティッシュをゴミ箱に入れる事。
目の前にある、簡単な事から始めたら良いのです。
最初の一歩は、できるだけ簡単なことが良いです。
そして、1つのことをやって、良しとする事にしてください。
部屋を片付けたいと思い、本を読みたいと思っても、どちらか一つに絞る方がいいでしょう。
やるべき事、やりたい事を書き出してみる
頭の中にやるべき事は入っている。
という方は多いと思いますが、頭の中に入っているだけでは、全てを実行に移す事は困難です。
やるべき事、やりたい事は書き出さなければなりません。
書き出して、頭の中を綺麗に整理する事ができれば、実行に移しやすくなります。
書き出したリストを、やる事リストと言います。
やる事リストがまだない方は、やる事リストを作る事を第1日に実行してみてはいかがでしょうか?
それだけでも、頭の中が綺麗に整理されて、スッキリする気分になる事を実感すると思います。
1日の始まりに、今日のテーマを決める
本当に大切にすべき事は、人は自分で分かっているものだと思います。
僕の場合のすべき事の例
・庭の草取り
・娘との散歩
・ブログのメンテナンス
・裏山の片付け
・家族サービスのお出かけ
etc..
どれも、後回しにしようと思えばできるものですが、一つ一つは僕にとって、とても大切なものです。
上記には1日に二つ三つ、できるものもあるのですが、二つ三つやろうと思ってしまってはダメです。
結果的に二つ三つできたならいいという話で、多くの事を詰め込もうとしてはダメなのです。
1日に1つでOK。というスタンスで。
このスタンスで、1日1日を重ねていく事が大切なのです。
今日3つの事ができて、その次の日からゼロではダメです。
1日1歩、3日で3歩、1週間で7歩進むから、素晴らしいのです。
1年で365歩進むわけですから。
そうしているうちに、山積みだったやる事リストは、どんどん少なくなっていることでしょう。
100点は目指さない。昨日よりも+1点を頑張る。
完璧主義という言葉がありますが、あまりいい意味では使われないですね。
完璧を目指すばかりに、全く行動できなくなってしまうというのもよく耳にします。
ゴミ屋敷に住むご主人さんが、「俺は完璧主義」と言っていたのには驚きました。
完璧を求めると言えばカッコいいですが、完璧なんてありえないというのが現実のようです。
昨日の続きが今日なわけで、昨日の自分から完璧な新しい自分が生まれるわけないですから。
昨日の自分より+1点を目指して頑張る。という姿勢が良いのではないかと思います。
自分の人生は他人との比較では語れません。
三日坊主でも大丈夫
三日坊主という言葉があります。
ご存知の通り、物事が長続きしないということですが、それでも大丈夫だと思っています。
立ち止まって考える時期も必要ですし、病気になって思うように動けなくなる時期もあります。
1日に1つずつやっていこう!
と言われても、その日からずっと1日1つできるかと言えば、人間そうではありません。
物事を続けている人も、毎日毎日365日やっているかと言えばそうではないと思います。
途切れる時期があっても、また再開すれば良いのです。
全くやめてしまわない限り、継続は続いているのです。
七転び八起き。
そのしぶとさが、物事を続けるうえで大切になってきます。
コツコツ力という才能
1日に1つずつ物事を進められるようになると、どんどん積み上がってきて、大きな力となっていきます。
それを僕は、コツコツ力と呼んでいます。
コツコツ力が長い人生を生き抜く上でとても大切です。
コツコツ1日1日、テーマを決めて、実行しながら生きる事で、人生がより豊かなものになっていきます。
なんとなく生きていては、なんとなくな人生しか送れないのです。
人生は自分で切り開いていくものです。
誰もあなたの人生を面白いものにしてくれたりはしません。
他力本願ではダメなのです。
1日1つ。テーマを決めて、自分にとって大切な事を実行していく。
より良い、豊かで楽しい人生は、その先にしか存在しないのです。