子供が生まれると、様々なイベントが待っています。
その1つに、「お食い初め」があります。
お食い初めは、生後3カ月半の赤ちゃんですから、まだ実際に食べることはできませんが、一生食べ物に困りませんように、立派な歯が生えてきますようにと願いを込めてお祝いする儀式です。
コールさんちのお食い初めの模様を記事にしてみます。
お食い初めの時期
生後100日〜120日で行なうのが一般的なようです。
ぴったり100日のその日に開催しなければならない、というわけではありません。
都合の良い時に、この時期あたりでやれれば大丈夫なようです。
コールさんちでは、108日目にお食い初め、やりましたよ。
お食い初めの出席者
「お食い初めにどの範囲で呼べば良いのか?」
というと、
お食い初めの主役の本人から見て、親と祖父母、兄弟がいれば兄弟。
コールさんちは8名のお食い初め儀式でした。
ただ、祖父母と離れて暮らしている場合は、本人と両親の3人でも問題ありません。
お食い初めの準備
尾頭つき(おかしらつき)の鯛
お食い初めの準備で1番苦労するのが、尾頭つき(おかしらつき)の真鯛の塩焼きを用意することだと思います。
かなり立派な真鯛が手に入りました。
これは、妻のお兄さんが近所のスーパーで勤めていて、一言お願いしたらこんな鯛を買うことができました。
1,800円。
安いね。
うちの場合は、お兄さんの力が多分に入っている購入になりましたが、スーパーで予約をすれば購入可能だと思います。
スーパーの鮮魚コーナーで相談されることをお勧めします。
焼くのも苦労しますが、母が何とかグリルで焼いてくれました。
器
正式には漆器で高足の御膳にのせて出します。
男の子なら内外とも赤い漆器。
女の子なら外側が黒で中が赤い漆器。
コールさんちは漆器がありませんから、あるもので済ませました。
高足の御膳もありません。
祝い箸
近くのホームセンターで購入しました。スーパーには無かったのですが、お店を探せば見つけるのは難しくないと思います。
両端が細くなっていて、素材は柳で作られているそう。縁起物のお箸ですね。
無くても大丈夫ですが、あった方がいいですね。
歯固めの石
本来なら、お宮参りの時に神社の石をもらってくるのが一般的なようです。
コールさんちは、お宮参りの時はお食い初めの石のことなど全く頭になかったので、近くの川から拾ってくることにしました。
黒・白・赤の3種類の石を探します。
これがなかなか無いんだな。
直径2cmくらいの石ですが、私と娘で近くの川内川に探しに行きました。
娘が川に落ちそうになったり、私も川に落ちたりして厳選できず、この程度のクオリティーの石しか持って帰れませんでした。
どれが、黒・白・赤なのか分からないレベルです。いっぱい探せば、もっと良い石を探せます。
当日の朝に探したので、こんな感じになってしまいましたが、できれば前もって拾ってきておけばもっと良い石を探せたのだと思います。
石は、お祝いの後、元の場所に戻します。
コールさんちも、ちゃんと娘と一緒に元に戻しましたよ。
準備するもの計4つ
・尾頭つきの真鯛
・漆器
・祝い箸
・歯固めの石
前もって準備すれば手に入らないものはないと思います。
コールさんちは、漆器は準備できず。
無理のない範囲で揃えたいですね。
お食い初めの献立
お食い初めには、決まった献立があります。
一汁三菜が基本です。
・尾頭つきの真鯛の塩焼き
・お吸い物
・煮物
・香の物(酢の物)
・赤飯
さらにシワがいっぱいになるまで長生きできるように梅干しを添える慣習もあります。
この献立には、赤ちゃんがこれから生きていく上で必要な食材として、穀物、海のもの、山のもの、飲み物、塩を与えられますように、との願いが込められています。
詳しく見てみましょう。
尾頭つきの真鯛の塩焼き
真鯛は、縁起物の代表。祝い膳には欠かせない魚で、海のものと塩に通じています。七福神の恵比寿様が釣り上げているのもこの魚で、日本文化に古くから存在する縁起物の魚です。
お吸い物(はまぐりの潮汁)
はまぐりの潮汁は良縁を意味する縁起物なのだそう。「二枚貝のように、ピッタリと合う伴侶に出会えること」を願っています。こちらは海のものと飲み物にあたります。また、お吸い物には「吸う」力が強くなるようにという意味も込められています。
煮物
レンコンは、先の見通しが良く明るさを祈るもの。高野豆腐には、邪気を払うと言われています。こちらは山のもの、にあたります。
香の物(酢の物)
タコ(多幸)の酢の物は、八方に手が伸びることから、運が八方に広がると言われ、縁起の良い食べ物と言われており、タコの酢の物が良いようです。
その他、紅白なますは縁起の良い紅白で、「おめでたい」酢の物です。
赤飯
赤は、古来より魔除けの力や、厄祓いの力があるとされている色なのだそう。その色の赤飯は、子供が病気や災難に遭うことなく、健やかに成長するようにという願ってが込められています。
歯固めの石
歯固めの石も器に入れて並べます。
食べるわけではなく、歯固めの儀式で使いますので、儀式はお食い初めの儀式の最後に行います。
お食い初めの儀式
お食い初めは、実際にはまだ食べられませんから、食べるマネをするわけです。
養い親
その食べるマネをさせる人を「養い親」といいますが、その会に出席した同性の最年長の人が行います。
・男の子なら最年長の男性
・女の子なら最年長の女性
コールさんちは今回、私の父にやってもらいました。
喜んでやってくれましたよ。
お食い初めの儀式の順番
ごはん
お吸い物
ごはん
お魚
ごはん
お吸い物
これを3セット繰り返します。
が、大変ですし、時間もかかって、みんなお腹が空いてますから、コールさんちは1セットで終了。
歯固めの儀式に移りました。
歯固めの儀式
歯固めの儀式はお食い初めの儀式の最後に行います。
やり方は、石を口に直接入れたりはしません。
歯固めの石を箸先でちょんちょんとして、その後、その箸先を赤ちゃんの歯茎に当ててあげます。
「いい歯が生えてきますように〜。」
と、言いながらやりましょう。
これで、お食い初めの儀式は終わりです。
その後はみんなで、食事を楽しみましょう。
まとめ
お食い初めの儀式に限らず、赤ちゃんが産まれたら色々なイベントが待ち受けています。
これは私の考えになりますが、大事な我が子ですから、大切にイベントを開催してあげたいものです。
ですが、無理に高額な漆器を買ったり、仕事を休んで準備をしたりと、生活を苦しくしてまでやる必要はないかと。
できる範囲で、健康で元気に育って欲しいと願いを込めて儀式を開催してあげるのが良いと思います。
様々な準備などもありますが、頼れるところは祖父母に頼りながら、家族で楽しいイベントにすることが1番の目的ではないでしょうか。
この記事が、楽しいお食い初め儀式の役に立てば幸いです。