暑くなると草の生え方が勢いを増し、到底手で抜くのは難しくなりますね。
そこで頼りになるのが除草剤です。
除草剤は人類の農業に革命を起こしたと言われる画期的な薬です。
上手に付き合って、雑草対策を楽チンにしたいですね。
除草剤初心者の方の参考になれば幸いです。
まず、安心して使えるものと理解
除草剤と聞くと、その後、その場所で作物を作れなくなるのでは?
と恐怖心があるかと思いますが、現代の除草剤は恐れることはありません。
土の上に落ちれば、分解されるものです。
当然、肌を露出して使用するのはよくありませんが、使用方法を守って使用するなら安心して使うことができます。
植物には毒ですが、動物には無害、というものになっています。
そのことを理解して使用してほしいと思います。
ただし、畑にまける用と、畑以外用になっているので畑に畑以外用をまくのは使用方法違反。
キチンと使用方法を守るようにしましょう。
除草剤のまき方①ストレート用の除草剤をそのまま使う
蓋を開けてそのままシャワータイプでまくことができるものがあります。
5本〜10本程度、数えられる範囲の草を枯らすには、このストレートタイプが便利で良いです。
コールさんちの駐車場のコンクリートの間から出てくる草をピュッとやって枯らしています。
通常の除草剤は水で薄めて使いますが、一度作った薬剤を保存することはできません。
ですが、ストレートタイプなら、蓋をしておけばそのまま保存できるので、ちょいちょい使いに重宝します。
一つ持っておくと便利ですね。
ただ、コストは高めなので、広い範囲で使ってしまうのはもったいない。
ストレートタイプは、コンクリートの間などの抜きにくい草に対してまくようにしましょう。
除草剤のまき方②水で薄めてジョーロでまく
ジョーロでまく方法は、準備が簡単で、まあまあ広範囲にまくことができます。
地面に落ちた薬剤が跳ね返って、ズボンや靴に付きますが、長靴と長ズボンをはいておけば大丈夫です。
ゴーグルや農薬マスクはとくに必要ないかと思われます。
水で薄めるので、ストレートタイプと比較してコストは安いですが、噴霧器と比較すると薬液の伸びが悪いので、かけられる範囲は限られます。
反面しっかり草にかけられるので、確実に枯らすことができます。
お手軽にお庭の草を枯らしたい。
という方にジョーロでまくのは向いているかと思います。
素人DIYのお庭の草管理には、ジョーロで除草剤をまくのがピッタリ!
デメリットとしては、遠くまで持っていくには重たいという点です。
あくまでも庭用、広さも一般的な庭程度が限度かと思います。
広い敷地全体の草を枯らして管理したい方には、次の噴霧器で散布が向いています。
除草剤のまき方③噴霧器を使って完全防備でまく
これは、プロ向けの除草剤散布の方法になります。
とにかく広い範囲、農耕地の脇の草管理や、山の草を枯らす際にはこの噴霧器と完全防備をしてまくのがおすすめ。
噴霧器4リットルでまくなら伸びが良いので、かなりの範囲にまくことができます。
ただし、噴霧器は霧状に出てきますので、小さな粒子を吸い込むリスクがあります。
そうなると、目や口を覆うゴーグルやマスクは必需品です。
また、長時間噴霧することになりますので、できればカバーのついたノズルを使用した方が、風に舞って周囲に薬害を出す心配が減ります。
周囲に他人の畑がある場合には特に注意して散布しましょう。
噴霧器やゴーグルなど、初期投資が多くかかりますが、長い目で見れば1番経済的に広い面積の草を枯らすのに適しています。
使用目的を明確にして適切な除草剤散布をしましょう
枯らしたい草の面積によって、ストレートタイプが良いのか、ジョーロでまくのが良いのか、噴霧器でガッツリまくのがいいのか。
面積によって使い分けるのが良いですね。
全く除草剤を使ったことがない方は、ジョーロからスタートしても良いかと思います。
ストレートタイプは、手で抜いても大丈夫な範囲の狭い範囲が良いかなと。
ただ、アスファルトの隙間から出ている草など、本当に抜きにくい場所に生えている草用にストレートタイプはおすすめなので、庭の草を枯らしたいのであれば、ジョーロでまくのが良いですね。
まとめ
除草剤初心者のDIY用に、除草剤のまき方を記事にしてきました。
抜きにくい草用にストレートタイプ
普通の庭ならジョーロでまく
広範囲には完全装備で噴霧器
という感じです。
最初から、広範囲の草管理が目的なら噴霧器の購入も考えて良いと思いますが、まずはジョーロで様子を見ても良いでしょう。
ジョーロは薬液がドーっと出てくるので、薬液がもったいない感じにはなります。
しかし、面積が広くなければジョーロがお手軽で良いです。
薬液が舞う心配もありません。
除草剤と上手に付き合って、雑草管理を楽にしてください。
除草剤の導入で庭管理は革命的に楽になりますよ。