【旅話15】世界のビール、美味しいビールはどこの国?

私はビールが大好きです。

世界のビールを飲みまくり、ビールにまみれて旅してきました。

よく冷えたビールは、一日中自転車漕いで疲れた体に染みわたり、疲れを癒してくれました。

ビールという飲み物は不思議な飲み物で、美味しくないビールという国もあるのですが、飲んでいると飲みなれてくる。

だんだん飲みやすくなる。

不思議です。

今回は世界で飲んできたビールの話を書いていきたいと思います。

世界一のビールは?

ビールと一言で言っても、その種類や銘柄などその数たるや、それこそ星の数ほどあるかと思います。

その中で、選べというのはなかなか難しいですが、日本のビールは濃くて苦いかなと。

個人的には「のどごし生」を毎日喜んで飲んでいますから、そんな感じです。

好みですよね、ビールって。

それで、印象に残っているという点で世界一と言うと、ラオスの「ビアラオ」が好きです。

多分、ベトナムの後で氷を入れて飲むベトナムの「ビアハノイ」の薄すぎるビールの反動があったのかもしれません。

よく冷えた濃いめのビールで、「ビアラオ」が美味しく感じたのかもしれません。

という事で、私にとっても世界一のビールは「ビアラオ」でした。

ビアラオ公務員が作る

ラオスは社会主義国。国営の会社がビアラオを作っているという話でした。

なので、ラオスのビールはビアラオだけ。

競走とかもありませんから、ビアラオ飲んで、肉を食べて旅していました。

あんまりご飯の美味しい国ではなかったのですが、肉はよく売っていて安かったので肉とビアラオを飲んで過ごしていました。

ただ、豊かな国でもなく、ご飯も美味しくなく、道路状況も悪いので旅していて楽しかったなーという思いはありません。

ただビアラオだけが救いでした。

ベトナムビールは40円!

ベトナムのビールは4種類くらいありました。

その中でメジャーなのが「ビアハノイ」です。

ただ、初めての人はびっくりすると思いますが、氷をグラスにたっぷり入れて、冷えてないビアハノイをその氷グラスの中に入れて飲みます。

最初は正直、薄すぎて飲めたものじゃないんですが、だんだんなれてくるのですね。

ベトナム料理は意外と美味しくて、氷で冷え冷えのビアハノイが進みました。

しかも、一本40円!

ベトナム安い!

「あー、喉が渇いたなー」という時に商店を見つけると、

「ビアハノイ一本ちょうだい!」と、水分補給にビールを飲んで旅していました。

こんなこと書くと怒られそうですが、薄いビアハノイはぐいぐい飲めて、暑いベトナムの旅を支えてくれました。

タイのビアチャング

別名、象ビールといって象がパッケージに載っているビールでした。

美味しいか、と言われるとそうでもない、でも飲みたいビール。

ベトナムで40円で浴びるように飲んでいたビアハノイや100円くらいしたけど600mlくらい入っていたビアラオからすると、タイは物価が高い。

そんな中で、一番安く飲めるのが象ビールのビアチャングでした。

タイにはハイネケンビールやアサヒビールなど、世界の国のビールも買うことができますが高い。

大人しく、ビアチャングを飲みながらタイの旅行を楽しんだ記憶があります。

大丈夫、ビールって飲み慣れる飲み物ですから。

イスラム教の国

ご存知の方も多いと思いますが、イスラム教の人はお酒がタブーです。

そして、イスラム教の国、マレーシアはビールが買いにくい。

しかもビールが超高い。

さらに、超高いのに超まずいビールしかない。

多分、マレーシアはビールを飲む国ではないんだと思います。

しかし、ビールが飲めなくても、ほかの美味しい飲み物が発達していて、コピやチャイはとても美味しい飲み物でした。

禁酒したい方はマレーシア旅行が良いかも?

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オーストラリアのビール

オーストラリアは物価の高い国でした。

しかしビールはそこまで高くなく、美味しく毎日飲んでいました。

オーストラリアは肉の美味しい国でしたから、肉とビールで美味しくいただいていましたが、心に残るビールかというとあまり覚えてはいません。

それくらいの感じでした。

オーストラリアには失礼ですが、あんまり食事の美味しい国ではなくて、ワーホリで一年間過ごしましたが、食はまずくて辛かったですね。

南米アルゼンチンビールは1本1リットル

アルゼンチンでもビールはたっぷり飲みました。

一本1リットルのアルゼンチンビール、キルメス。

アルゼンチンの肉肉しいソーセージと一緒に、毎日一本飲んでいました。

1リットルビールはさすがに多い、かなり酔っ払いながら毎晩飲んで楽しんでいました。

南米はビールよりワイン

南米の旅をしばらくしていると、ワインの美味しい国であるという事が分かってきます。

チリはワインが美味しくて安いので、ビール好きのビール飲みを少しお休みして、紙パックワインを飲んでいました。

ワインの方が断然安いですし、飲みきれなくてもビニール袋に入れてバッグに直して移動していました。

フランス人と一緒に旅した時期もあり、自転車のドリンクホルダーにワインを3本もストックして旅していたフランス人がワインの美味しい飲み方など教えてくれました。

その時にワインの美味しさを教えてもらいました。

ブラジルのピンガ

旅も後半になってくると、ビールばかりじゃなく、その地のお酒を楽しむようになっていました。

マレーシアの禁酒の国があり、チリのワインがあり、ブラジルではピンガというサトウキビのお酒がありました。

美味しいお酒ではなかったですが、アルコール度数が高く、酔うにはもってこいのお酒でした。

ニューヨークのビール

旅の最後はニューヨークでした。

しかし、ニューヨークは寒くて、お金もほとんどスッカラカンだったためにほとんどビールを飲んでいない。

ニューヨークは物価も高く、あまり楽しいイメージは無かったですね。

ニューヨークではビールを飲んだ記憶は無いです。

で、美味しいビールの国は?

という事で、「ビアラオ」が1番好きなビールになっています。

しかし、ビールもお酒も、どこで飲むかや、いつ飲むか、自分の状態などで感じ方は変わるのではないかと思っています。

そんな不思議な飲み物、ビールです。

風呂上がりに飲む一口目のビールのあの美味さは、何物にも変えられません。

しかし、ご飯を食べ終わった後に、グラスに残っていたビールを、もったいないからと飲んだ時のあの不味さ。

同じ飲み物かと疑いたくなるほど苦くてまずい飲み物にもなります。

自転車旅行という肉体を酷使している状態で、飲む世界中のビールはどこで飲んでも美味しかった。

ベトナムの氷を入れて飲むビールもおいしいと思って飲んでいました。

喉が渇いていたのでしょう。

それが美味いビールの真実なのかもしれません。

まとめ

人のいるところに、酒あり。

ビールに限らず、酒は文化なのかもしれません。

世界中に様々な酒があり、ビールがありました。

海外を旅すると、そういった酒との出会いもまた楽しいものです。

そして、酒に一位もビリも無いのではないでしょうか?

あなたが思う、あなたの好きが1番なのだと思います。

そして、私の好きは「ビアラオ」でした。

でも、日本で通販などでまた買って飲もうとは思いません。

多分、あの時あの瞬間に飲んだ「ビアラオ」が世界一だと思ったのだと思います。

その思い出を心にそっとしまっておきたいと思うからです。