娘は生まれながら、舌先が割れる舌小帯短縮症という症状がみられています。
舌の裏にある線のようなものがみんなついていますが、(舌小帯)これは口の中と舌を繋ぐ役割を果たしているものです。
この線が舌の先の方まで繋がってしまっていて、舌を前に出すと、舌先が割れるようにくぼんでしまう症状を指します。
症状がひどくなると、言葉がうまく出なかったり、哺乳がうまくできないなど、様々な影響が出てくるとのこと。
娘が生まれたばかりの頃は、とても心配をしました。
まだ途中経過の状態ですが、2歳半の現在までの状況を書いていきたいと思います。
舌先がハートだと、なぜ悪いの？
先ほども少し触れましたが、舌先が割れているといけない、というわけではありません。
舌小帯が舌の先の方までついているので、あっかんべーがしにくかったり、下の前歯で舌小帯を傷つけやすかったり、哺乳がうまくできないなど、影響があります。
舌足らずな喋り方になり、「ラ行」「タ行」などの発音が難しいと言われています。
大人になっても、言葉の発音が悪いままなので、舌足らずな喋り方になってしまう可能性もあったりします。
治療法は？
発見は生まれてすぐ見つかる事も多いです。
すぐに治してほしい気持ちになりますが、ゆっくりと経過観察を続けることをお医者さんから言われます。
とりあえずは哺乳できればOKと。
ただ、この舌小帯短縮症は、哺乳とは関係ないとも言われています。
哺乳のときに舌を極端に前に出すことはありませんから、私も哺乳には関係性は低い気がします。
娘も生まれた直後から、すごく強い吸引力でおっぱいに吸いついていました。
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治療法・その2
心配なのは、言葉の問題だと思います。
言葉がうまく発音できずに、友達からからかわれたりしたら可愛そうだなと思いますから、言葉の出方についてはすごく気を使いました。
最初は、「ママ・パパ」はちゃんと言ってくれました。
まんま〜、とか普通に言えていました。
そして、2歳を過ぎてからはどんどん言葉を覚えて、ペラペラ話をしてくれるようになりました。
ただ、親としては発音が未熟な娘の言葉に、
「舌足らずだから発音が悪いんだなぁ…」
と、2歳の娘の言葉の未熟さを、症状のせいにしていました。
保育園に通い始めて、保育園の先生に相談したときには、
「うちの子は、舌足らずで言葉が聞き取りにくいですよね？」
保育園の先生「いえ、分かりやすい方ですよ！」
と、言ってくれました。
保育園に通うようになって
保育園に行きはじめて違ってきたのは、コミュニケーション力がついてきた印象でした。
今までは、家の中で一生懸命言葉を聞いてくれる人しか周りにいませんでしたが、保育園には同じ頃の子供がたくさんいて、コミュニケーションを取らなければなりません。
言葉がグッと日本語になってきました。
保育園に通いはじめて4ヶ月。今では言葉の心配は無くなってきました。
これだけ話せれば、2歳のうちは合格点。
という感じです。
歯医者さんへの相談
今は、各自治体で歯科検診も定期的にしてくれたり、フッ素を塗って、歯のメンテナンスをしてくれます。
うちの通う歯医者さんは、口腔外科も診れる先生が在籍されていて相談したところ、
「切るのはすぐにできますから大丈夫ですよ」
と言ってくださっています。
舌足らずかどうかの判断は、5歳くらいの段階でするそうです。
その頃で、全く問題ないそう。
また、成長するにつれて、舌小帯も変化していくので、言葉も問題なくなる人も多いのだとか。
逆に、小さ過ぎる頃の舌小帯の切除術は、体の負担になってしまったり、治療後の安静を保てない事も考えられることから、現在はそのまま様子を見ることが推奨されているようです。
うちの場合、歯医者さんに定期的に相談できるようになって随分気持ち的に楽になりました。
心配な方は、行きつけの歯医者さんを決めて、相談を続けると安心感につながりそうです。
まとめ
子供のハート型の舌(舌小帯短縮症)について、書いてきました。
うちの娘も、幼い頃からハート型の舌になっていて、ママと2人で心配し続けてきました。
同じような症状で子供のことを心配するパパ、ママに伝えたいのは、「そんなに心配はいらないよ」という事です。
すぐに命に関わる症状ではありませんし、治療も難しくはありません。
さらに、問題になる症例も少ないようです。
治療の判断は5歳のとき。その時までは気にしなくて大丈夫です。
この記事を読んで、同じ症状を心配するパパ、ママの心が少しでも軽くなればいいなと思います。
ちょうど1歳を迎えた息子がいます。最近になって、「べー」というと舌を出せるようになったのですが、その際に舌先がハート型に割れていることに知人が気付きました。もし大きな病気だったらどうしようとすごく焦りました。ネットを見てもマイナスな点にしか目がいかず、今まで気付かなかった自分を責めてしまいましたが、こちらの記事を拝見して救われました。まだ1歳のため、喋り始めるまでゆっくり様子を見て行きたいと思います。また歯医者にはちゃんと通わせようと思いました。ありがとうございました。