ポケモンホームは、クラウド上にポケモンを預けたり、過去のソフトから新しいソフトに移動させたりできる新サービスである。
2020年2月上旬に配信開始となっている。
過去作からのポケモンを連れてこれるということだが、具体的にどのソフトからどのソフトへの移動が可能なのか、また、元に戻すことは可能なのか、調べてみた。
過去の作品からは、基本的に送り出すのみ
最新作のポケットモンスター ソード・シールドでは、ポケモンHOMEへ預けることも引き出すことも可能である。
最新作のソード・シールドは第八世代と呼ばれる分類となっており、ポケモンHOMEの分類も第八世代に入る。
ポケモンHOMEは第八世代以降のサービスと言える。
出典:Wikipediaより引用
しかし、過去作からもポケモンをつれてこれるというが、実際には、どの世代から連れてくることができるのだろうか?
ポケモン送信の歴史
ポケモンホーム配信以前にもインターネット上でポケモンを預けて、次世代のソフトへポケモンを送ることができるサービスがあった。
パルパーク
ここでは具体的にには書かないが、次世代へのポケモンシフトをさせるシステムは第三世代(ルビー・サファイア・エメラルド…)などの世代から第四世代(ダイヤモンド・パール…)へ移動することができる様になった。
ポケシフター
第四世代から第五世代へ、ニンテンドーDSの通信機能を、使って転送できる機能である。
このときはまだ、インターネットなどは使わず、DS同士の通信機能を使ったものである。
ポケムーバー(2013年12月25日から)
第五世代の(ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2)から、ポケモンバンクへポケモンを送ることができるアプリである。
ポケモンバンクをダウンロードすると、追加でダウンロードできる。
送り出し専用の為、再び引き出してくることはできない。
ポケモンバンク(2013年12月25日から)
ポケモンバンクはニンテンドー3DS用のダウンロードソフトである。配信当初は「X・Y」のみの対応だったが、その後2014年11月19日から「オメガルビー・アルファサファイア」、2017年1月25日から「サン・ムーン」、同年11月20日から「ウルトラサン・ウルトラムーン」が、それぞれ対応可能となった。
要するに、ポケモンバンクを直接使えるのは、第六世代と第七世代のポケモンソフトである。
また、バーチャルコンソール版(簡単に言うと復刻版)の第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ)第二世代(金・銀・クリスタル)からもポケモンバンクに転送可能である。
こちらは、第七世代のソフトへのみ送ることが可能である。
ポケモンバンクは第五世代〜第七世代とバーチャルコンソール版
ポケモンバンクは第五世代のポケモンから直接預けることができる。
使用デバイスはニンテンドー3DS。
ポケシフターやパルパークなど使えば事実上第三世代からのポケモンを連れてくることが出来る。
ただ、ニンテンドーDSなど、デバイスが限られているため現実的には第五世代からのポケモンから連れてくることが可能であると言えそうだ。
ポケモンバンクからポケモンHOMEへ
第五世代以降のポケモンをポケモンバンクを経由してポケモンHOMEに預けることが可能である。
ただしポケモンHOMEには、無料版と有料版があるが、ポケモンバンクからポケモンを送ることができるのは有料版のみ。
無料版ではポケモンバンクからポケモンHOMEへポケモンを送ることができないため、ポケモンバンクからポケモンHOMEへ送るには、有料プランを契約する必要がある。
まとめ
ポケモンHOMEへ送ることができるポケモンは、様々なソフトを経由しなければならないが、事実上ルビー・サファイアなどの第三世代、2002年11月21日に発売された以降のソフトとなる。
18年も前のポケモンから旅をし続けることがまだ出来るということだ。
ただし、実用的にはインターネット環境で送信できる様になってからの、ポケモンバンクを経由しポケモンブラック・ホワイトの2010年9月18日以降のソフトである。
いずれにせよ、長いお付き合いが可能となったポケモンと、長く一緒に旅してほしいと思う。
ゲームもそんな時代になったんだな。