初めての米づくりに挑戦中のコールです。
今回は米づくりで一番の難関?土用干しについて書いてみます。
米づくり中に田んぼの水を排水して、土がヒビ割れるくらい乾燥させることで、根張りを良くし、台風が来ても倒れにくい稲になるそう。
実際に土用干しを実践して、記事にしてみました。
いつ、排水するのか?
そもそも、初心者ですから、いつ排水したら良いかなんて全く知らないわけです。
先生達に聞きながらやっていますが、土用干しというのは、土用丑の日前後に排水をスタートします。
土用丑の日が近づくと、ニュースでウナギのことについて特集が組まれたりします。
そんな時に、田んぼを排水すれば良い。
イマイチ、土用丑の日が何月何日なのかよく分かりません。
ウィキペディア読んでもよく分かりません。
2020年は7月21日と8月2日なのだそう。
2日もあるのですね。
そのうちの7月21日の方で、土用干しを行いました。
二ヶ所の土手に溝を切り、排水しましたから、すぐに水は無くなりました。
何日間くらい干すのか?
水は無くなりました。しかし、ひび割れてはいないです。
どの程度干して、水を入れたら良いのか?分からないことばかりでした。
稲は枯れないだろうか?と心配になります。
たくさんの先輩に聞くことができるのですが、一番の先生に聞くことができ、
コール「土用干しはどのくらい干せばいいのですか?」
と聞くと、
先生「土はヒビ割れるくらい、田んぼに入ってもハマらずに普通に歩けるくらい固くなるまで干すよ!」
とのことでした。
その年の天気によって期間は異なる
2020年は晴天が続き、よく乾きました。
雨が降ると、期間が延びたりするようですが、おそらく土用丑の日周辺は晴れの日が続きやすい期間なのかもしれませんね。
乾きが甘いと、根張りが良くならず、倒れやすい稲になったりするようですから、ここはしっかりと乾かしましょう。
2週間ほど干して水をまた溜める
結局、2週間ほど干しました。
しっかりと土はヒビ割れ、田んぼに入ってもハマるようなことは無かったです。
そして、土手の土を戻して水を溜めました。
水の無いうちに草取りは難しい
水を落としてあるうちに、雑草を取ろうと思い、引き抜いてみましたが、根っこに泥が絡んで取りづらい。
逆に、水が溜まっているうちに草取りをすると、泥が柔らかくて抜きやすいです。
しかし、水が入ったまま田んぼに入るのは、足がズボズボとハマってしまうので歩きづらい。
稲の根を切ってしまうことも考えられるので、あんまり田んぼの中に入っていきたくはありません。
やはり除草剤で雑草対策は万全にしておきたいところです。
土用干しの後の田んぼの水は?
土用干しの後は、極端な干しはしないそう。
しかし、先生曰く
「1週間水を溜めて、3日干す。を繰り返す。」
のだそうです。
私の田んぼは、土手を切ったり、盛ったりしなければいけないので、先生の言われる通りに干したり溜めたりすることは難しく、そのまま溜め続けていますが。
稲刈りの10日前に再び落水
最終的に、稲刈りの時にはしっかりと水を落として、田んぼを干した状態で稲刈りを行います。
その最後の水を落とすタイミングは、稲刈りの日から逆算して10日前なのだそう。
穂が出てから35日後に米が出来上がるので、出穂後、30日ごろに水を落とします。
土用干しまとめ
米づくり中に、田んぼを干すことは知っていたけど、どのようにしたらいいのか分からなくて、恐る恐るやってみました。
検索すれば、たくさん情報は出てくるのに、あまり勉強せずに米づくりをしているのは自分で自分にどうかと思いますが、土用干しをやってみました。
土用干しの効果としては、
根の活力を高める効果。
土の中の有毒ガスを抜く効果
株の増えすぎ(分げつし過ぎ)を抑制する効果。
などなど、あるそうです。
この土用干しは何のためにするかというと、稲の生育を調整するという意味が強いようです。
株の成長を一度止めて、根の成長を促しバランスを取る。
干し過ぎると、稲の活力や米の出来など、悪くなってしまうそうなので、干しすぎには注意しましょう。
以上、初めての土用干しでした。