中古物件の探し方・買い方。欲しい物件の条件を具体的に洗い出す

コールさんちは、中古物件をリフォームして住んでいます。

良い立地条件と駐車場の広さに満足して住んでいますが、最近、

「どうやってあんな良いところ見つけたの?」

と、質問される事がありました。

というわけで、今回はコールさんちが今の家に出会い購入するところまでを書いていきます。

最初は別の家を買うつもりだった

家を買うというのは、人生で一番の買い物と言っていいと思います。

最初は500万円〜1000万円の家を探していました。

そうして見つけた家は、750万円。

このくらいの古さなら、許容範囲。

という事で、妻と話ながら決めていました。

(妻は本当は新築の家を希望)

しかしながら、購入直前で売り主さん側の都合で交渉決裂してしまいました。

私と妻が意気消沈してしまったのは言うまでもありません。

中古物件の探し方

不動産屋さん

以前は不動産屋さんに行って探すのが一般的でした。

ですが、今も不動産屋さんに行って探すのがいいですよ。

不動産屋さんにこんな感じの家を探していますと話をしておけば、条件に近い物件が出てきたときに連絡を入れてくれたりします。

顔を合わせて条件を伝えておくのが大切です。

ネットで検索

ネットで検索する方法が一番主流と言って良いでしょう。

ネットで週に一度くらい眺めていると、良さそうな物件がアップされていたりします。

ここで注意して欲しいのは、今ネットにアップされている家の中で選ぼうとしない事です。

焦って買っても良いことはありません、じっくり自分の条件に合うものを待ちましょう。

まずは、自分の条件を具体的にしておく

①場所

私が思うに、家で一番大事なのは「場所」だと思います。

中古物件を買っても家は建て直すことができますから。

しかし、場所は変えられません。

「どこに家を構えるか?」

そこが一番大切なポイントです。

場所といっても、どの地域に家を構えるか、というエリアの事と、立地条件の事、災害が想定されるかどうか?などなど、場所と言っても見るべきポイントはたくさんあります。

ハザードマップ

ネットには、ハザードマップといって水害の起こる地域など、災害危険地域を確認できるものがありますから、購入前には一度確認しておいたほうがいいですね。

コールさんちは、残念ながら水害の起こる地域になっています。唯一、そこが心配なところです。

地盤の強さ

以前はどんな用地として活用されていたのか、埋め立て地ではないかなど、その土地の歴史も調べておいたら良いです。

埋め立て地や田んぼの後などは、できれば避けたいところです。

実家からの距離

コールさんちは、私の実家と妻の実家のちょうど真ん中辺りにあります。

真ん中辺りにあるので、どちらの親からも好評で円満にいっています。

同町なのでそういった事が実現しましたが、県が違ったりすればそうはいかないでしょう。

両方の実家のどちらか近くに住むにしても、エリアは具体的に決めておいた方がいいでしょう。

小学校からの距離

家を買うということは、子供を育てる場所でもあります。

子供は小学校に歩いて行きますから、小学校からは遠くない場所がいいでしょう。

中学生にもなれば、遠くても自転車やバスでの通学が可能ですが、小学校の低学年の頃は心配な状況も多くなりますから、小学校からの距離はチェックしておいた方がいいでしょう。

②駐車場

現代の家は駐車場が重要。

家族の人数+1台などと言われたりしています。

5人家族なら6台?

大変な数ですが、駐車場は広い方がいい。

コールさんちは運良く屋根付きの広い駐車場があるので、大変満足しています。

親や友達が来た時も駐車場の心配はいりません。

最低でも4台は駐車できるスペースがあれば大丈夫です。

駐車場が1台分しかない、となると私はその物件はやめておいた方がいいと思います。

都会なら仕方ないでしょうが、田舎なら最低4台分です。

屋根付きならなお良し、でしょう。

③金額

やはり、大切なのは金額です。

1,000万円以下になると、古い建物になります。

1,500万円程になると、すぐに住める状態の家が多いようです。

条件を考えながら、許される金額のなかで考えたいものです。

④土地の形

土地の形は、正四角形が理想かと思いますが、土地はいろんな形があります。

欠けがあったり、道路から遠かったり、細長かったりといろいろです。

また、接道といって、道路と接している部分が4m以上無いと、再建築不可物件といって、家を壊して立て直す事ができないので、道路と接している幅も広い方がいいですね。

道路も広い道路がいいです。

⑤角地が理想

角地というのは、図のような角に接している土地のことで、2辺が道路と接しています。

日当たりが良くて、隣の音も気にしなくても良いような作りになっている家が多いです。

日当たりがいいというのは、家にとって必須条件かもしれません。

日当たりが良ければ白アリやカビなどのリスクを抑える効果がありますから、良いことずくめですね。

ただ、露出も増えますから人目が気になる場合は、塀を高くしたり木を植えたりする必要があります。

⑥建物は築年数を目安に

建物は築年数がものを言います。

築年数が浅ければ、修理や手入れなどの必要はありませんし、ガタも少ないです。

逆に古ければ古いほど、手入れも必要な状態です。

ただ、築浅物件は価格が高く、築深物件は安いですがそれなりのものです。

自分たちがどの程度の建物なら許容できて、住む事ができるのか、具体的に考えておきたいものです。

⑥自分でDIYできる人向け

私は、壁張りや屋根塗り、棚作りなど自分で家をいろいろ修理したりするのが好きですしできますから、古い建物を維持していく事ができます。

中古物件は古さが利点であり欠点ですから、20年30年建っててもらいたいと思えば、毎年家の維持のために作業をし続けなければいけません。

コールさんちは毎年、鉄板屋根の塗装を自分でやっています。

錆びてきますから。

買った時から古いので、古いなりのガタがきています。

毎年修理を人に頼んでいては、かなりのお金がかかります。

自分ですれば材料費用のみで安く上がりますからいいですね。

古い中古物件を買うなら、ある程度のDIYは必須です。

ちなみに、コールさんちは築70年ほどらしいです。

コールさんちは、誰も見向きもしない家だった

売物件の看板が立っている土地や建物の外観は、決して良いものではありません。

錆びていて、汚れているものがほとんどです。

前に住んでいた人のモノが大量に残されていて、処理に困る事も多いでしょう。

コールさんちも以前の自動車修理工場の部品やガラクタが相当な量残されていました。

外観は、誰も見向きもしないような汚い建物でした。

なので、冒頭の

「どうやってあんな良い建物を見つけたの?」

と、言われた時には嬉しかったものです。

見た目ではない、本当の価値を見つめて購入の決断を。

中古物件を買った私が、1番迷ったのは、購入すると決める瞬間でした。

想定していた金額を大幅に超えていたからです。

倍以上の高い買い物でした。

1番迷った原因の金額ですが、購入に踏み切ったのは、やはりその他の条件が良かったからです。

購入の条件を紙に書くことは大切です。

そして、その条件すべて当てはまる物件は、残念ながらありません。

土地は限りあるものですから。

しかし、探し続けること、そして、自分の条件をしっかり把握すること。

それが、後悔のない物件購入に繋がると思います。

最低でも20件くらいは見てから決めてほしい

中古物件の見る目を養う必要があります。

私は家が好きで、将来は大家業をしたいと考えていますから、自分の住む家以外にも、時間があれば中古物件を見て回ったりしています。

数々の中古物件や新築の家を見てきて感じているのは、家を見る目を養う必要があるという事です。

やはり、良い家と悪い家はあります。

その違いが分かるようになるには、物件をたくさん見る必要があるのです。

お手頃の良い家に出会えるその日まで、探し続ける根気強さも中古物件の購入をには必要です。

まとめ

一生一度の買い物である、家。

後悔の無い買い物をしてほしいと思います。

そのために、自分たちが家に求める条件を紙に書いて具体的に絞っておく事が大切です。

自分一人ではなく、夫婦で話し合う必要があるでしょう。

買い物で大切なのは、足を動かす事だと思っています。

多くの中古物件を見せてもらって、一世一代の買い物を決めて欲しいと思います。

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