米作り2年生のコールです。
今年は直播と田植えと両方挑戦しています。
直播で米作りを成功すれば、かなりの面積の栽培を目指すことが可能になるからです。
いろいろとネットなどで調べましたが、やっぱり自分で実際に作ってみる方が早い。
今回は、直播で種もみを蒔いた様子を記事にしてみます。
うっすら覆土したい
通常、直播ばら撒きの場合、おそらく土は被せずに、種もみは露出した状態になるかと思います。
そうなると、稲の場合は倒伏しやすく、またスズメなどの鳥害に遭いやすいため、覆土した方が良好な栽培に繋がります。
しかし、うっすら覆土するにはどうしたら良いものか?
ずっと考えていました。
a)泥水に蒔く
水の多い状態で代掻きをして、その後すぐに種もみを蒔けば、水に浮遊していた粒子の小さな土が堆積して覆土できます。
この方法で、水のある部分は成功しました。
しかし欠点としては、どこに蒔いたか分からなくなるので、計画的に蒔かなければいけません。
タネを蒔く量も、重要ですが、泥水に蒔くと分からなくなるのが難しいところです。
しかし、この方法が広い面積をばら蒔きするには良い方法かと思います。
注意点は、種もみに泥が堆積した後は、水を全て落として発芽を待ちます。
水中では、酸欠状態になり発芽が悪くなるようです。
b)竹ほうきでほうきの目をつける
この方法は最高でした。
ばら蒔きした後にほうきをかけると、ばら蒔きた種もみが見えなくなって、良い感じに土の中に入ります。
種もみを集めるようなことも、下が代掻き直後のドロドロ田んぼなのでありません。
この方法は、蒔いた後の種籾を確認しながら覆土していけるので安心してかけられます。
欠点としては、ばら蒔き後にまた田んぼに入らないといけないので労力がかかるのと、広い面積には向かないということです。
ほうきがあれば、直播の見えている種もみを覆土できるので、是非お試しください。
種もみコーティング無しの方法
種もみを直播する場合、コーティング剤でコーティングする方法があります。
鉄コーティングやモリブデンコーティングなど、様々なコーティング剤がありますが、今回はコーティングなしで直播してます。
理由は、簡単でお金もかからないからです。
まだまだ趣味の田んぼづくりですから、コーティング剤まで手が出ません。
それに、コーティング無しで成功すれば、今後の作付けに大いに生かせる可能性があります。
しかし、コーティング無しだと、覆土しなければ、スズメにやられているようでした。
試しに覆土しなかった部分の稲は、無くなっていました。
発芽しなかったのか、理由は分かりませんが、おそらく鳥害だろうと思っています。
種もみ直播の覆土をどのようにするか?というのが、直播栽培の肝になりそうです。
トラクターに直播機という選択
種もみの直播機というのは、さまざま開発されています。
代掻きしながら、種もみを直播してくれる効率の良い機械が開発されてるので、欲しい気持ちがあります。
しかし、直播栽培の場合、機械化はほとんど必要ない気がします。
手で蒔いても、ほんの何分かで終わりますし、広い田んぼに直播する場合でも、計画的に蒔いていけば、そんなに労力にはなりません。
トラクターにつけるタイプの直播機、新品なら100万円ほどします。
余程の面積を直播するなら考えても良さそうですが、まず必要無いと言えます。
実際に手で蒔いてみて、数年作ってから機械化は考えようと思います。
簡単な直播と脆弱な育苗期
種蒔きは簡単です。ばら蒔くだけなので。
覆土するのも何とかなりました。
ただ、草野管理が大変です。
田んぼであっても草はじゃんじゃん生えてきます。
種もみが発芽するのと、草が発芽してくるのが同じタイミングになりますので、除草剤を施すタイミングが非常に重要になります。
できれば、均平をしっかりとして、浅水でも土が出ないような状態にしたいところ。
稲は背丈が長くなりやすいので、稲が水面から出て、草が水面下にある状態にして、一発除草剤を施します。
そうして草が枯れてくれたら、後の栽培管理は田植え田んぼと同じです。
直播栽培の勘所は、発芽直後の雑草管理ですね。
まとめ
話が発芽後の事まで進んでしまいましたが、この記事でばら蒔き種もみを覆土する方法は2つ。
1つは、水を張った状態で代かきをして、泥水に種もみをばら蒔いて、泥が落ち着いて堆積して土が被る方法。
2つ目は、ほうきで土を直にかけていく方法。
どちらも効果的に覆土できました。
稲は、発芽が難しくありませんから、どんな方法でも発芽はするのだと思います。
後は、草野管理と倒伏しない事。
今年が直播初めてなので、草野管理と倒伏対策を頑張っていますが、私の地域は直播で水稲を作っている人がほとんどいないので、どうなのでしょうか。
今後も詳しく記事にしていきたいと思います。