自転車世界一周旅行へ行く!
と言って、海外へ自転車に乗って旅に出ましたが、結果的には14カ国しか行っていませんし、2年半しか旅していません。
結論から言うと、自転車で世界一周なんかするもんじゃない。(過去にはやった人がいるけど)
果てしないデカさです。
オーストラリアを自転車で移動中に気づきました。
『自転車世界一周、一生かかっても無理だ…』
それでも世界旅行は良いものです。
私が思う、世界旅行に良い期間を書いてみたいと思います。
6ヶ月までが1番面白い!
旅に出て、半年は、すごく楽しくて、すごく辛くて刺激的でした。
不慣れな旅生活と、新鮮で刺激的な日々。
明日何が起こるか分からない。
見るもの全てが新鮮で楽しかった。
しかし、それも半年くらいのもので、いつしか日常に変わってしまいます。
見るもの全てが新鮮だったのに、いつのまにか、美しい景色を見ても、何も感じなくなる。
多分、刺激が毎日あり過ぎて、感覚が麻痺してしまうのだと思います。
長くても1年が新鮮でいられる限界なのかもしれません。
旅の目的は明確に、期間は短く区切る
世界一周する!が目的になってしまうと、達成した時の姿がイメージしづらい。
それよりは、アメリカ横断!とか、パリ10日間!
などの方が明確ですね。
世界一周は、どの国をどのくらいの期間、移動してどんな経験をしたいのか?
何をしたいのか?何を見たいのか?
明確にした方が、旅がコンパクトにまとまります。
フラフラ放浪の旅をしたいなら
放浪の旅。
目的など決めず、気の向くままに旅したい。
という方もいらっしゃると思います。
その旅を否定する気はありません。
しかしそれは、私からすると放浪するのが目的の旅であると言えます。
忙しく、規則正しく生きてきた日本人にとって、気の向くままに放浪するのは魅力的に映るのは私にもよく理解できます。
しかし、そんな放浪も、6ヶ月が賞味期限のような気がします。
それ以上の放浪はもう、ただの惰性でしかない。
そもそもが、生産性の無い旅という行為に、さらにフラフラする目的しかなければ、それは、人生の無駄遣いと言えてしまうかもしれません。
無駄な時間も必要だとは思いますが、6ヶ月で充分でしょう。
長旅の夢
私は、長い旅に憧れていました。
というか、長い休みが毎日欲しいと仕事をしながら思っています。
それは、無いものねだりというやつかと思います。
しかし、1ヶ月も休めば十分です。
「早く仕事したい」
などと言っているかもしれません。
長い旅が悪いと言っているわけではありませんが、意味はあまりないよと言っています。
旅の後、どうなる事が良いのか?
旅をしている人は、ほぼみんな、「成長したい」と思ってやっている様でした。
私も「強くなりたい」と思って旅に出ましたから、成長意欲はありました、
旅という成長の経験を経て、どうなることが自分にとって良いのか?
私は、結果的には、「海外を色んなものを見て回れて満足した。」という結果を手に入れました。
おかげで、家庭を持った今、外国に行きたい!と思うことはほぼありません。
海外旅行をやってみたかっただけなのかもしれません。
旅の長さは、そこまで重要では無いと思っています。
大切なのは、「旅をしてどうなりたいか?」という旅の後の自分の在り方かもしれません。
まとめ
旅をして6ヶ月が見るもの全てが新鮮で、楽しく刺激的な毎日でした。
それ以降の旅は、日々、楽しいものではあったと思いますが、最初の頃のインパクトとは違い、感動は減っていきました。
という事で、旅は6ヶ月、長くても1年が楽しく過ごせる期間では無いかと思います。
そして、旅は旅が目的ではなく、旅の後、どうなっていたいか?旅の後、何をするのかが重要です。
旅自体が目的ではなく、旅は生産性の無い、ただの経験です。
その経験を、その後の人生にどう生かすかが重要なのです。
旅の長さは、全然重要な事ではありません。
長旅したい、と思っている人も、とりあえず、最長1年で計画してみてはいかがでしょうか?
私の2年半の旅も、今思えば、1年間に短縮した方が、よりベターな人生になっているかもしれません。