野宿をテント無しでできる?
と聞かれる事があります。
結論から言うと、できます。
できますが、やはりそれなりの装備や環境が必要です。
今回は野宿をテント無しで試みた結果と、野宿を何百回もした私の考えを書いてみたいと思います。
テント無しで野宿した結果、風邪をひきました
ちょっと考えればわかる事ですが、野宿を寝袋のみでやろうとした場合、屋根が無い場所で寝ると夜露が全身に付きます。
夜露で全身びっしょりになるのです。
この時に使用した寝袋が、安物のペラペラ寝袋でしたし、寝袋カバーもせずにそのまま寝ていましたから、寒いのなんの…
結果、ひどい風邪をひき、その時の旅行は大変なものでした。
これくらいの寝袋を持参していました。室内で使うには良い商品です。
テント無しでの野宿は、野宿初心者が装備を整えられずに仕方なくやるには無謀な行為と言えるかもしれません。
家の庭で試しにやってみよう!
野宿という言葉に特別な存在感を思いますが、別に外ならどこだっていいわけです。
森や大自然の中でなければいけないわけではありません。
家の庭でもいいわけです。
むしろ初めて外で眠るなら、一晩家の庭で眠ることをおすすめします。
家に庭がないよー!という人は、実家に帰って、実家の庭でやってみてください。ベランダでも大丈夫です。
もしも無理だと判断して、逃げ場が無いと困るからです。
家の庭なら、いつでも家に逃げ帰る事ができます。
野宿とは、外で寝たらどこでも野宿です。
テント無しで野宿するなら
テント無しで野宿するというのは、初心者レベルで考えるのではなく、野宿のエキスパートだからできると考えて欲しいと思います。
どうしてもテント無しで、寝袋のみで野宿を考えるなら、私は野球場のベンチの中をおすすめします。
管理の厳しくない野球場などは、フェンスを乗り越えて入ったりできます。
これは、違法かもしれませんのでくれぐれも自己責任でお願いします。
公園の屋根付きベンチなども良いですが、違法の可能性も高いですし、人が来る可能性も高いです。
それくらい、屋根や壁があり環境が整った場所は、リスクも伴います。
また、最低限エアマットは必要かなと思います。
テント無しで野宿はできる!けど、おすすめはしない。
という事で、テントを張るだけが野宿じゃなく、テントが無くても野宿できます。
しかし、経験値と野営レベル、環境を選べば、の話ですね。
いずれにせよ、いきなり寝袋のみで大自然に飛び込んで、風邪ひいて帰ってくるよりは、家の庭で経験を積んでからの方がいい。
外で寝てみる事で、足りないものや、技術なども付いてきます。
ただ、テント無しで野宿をするなら、雨が降ったらダメですし、環境をかなり選びます。
その点、テントがあればかなりの大雨でも野宿可能です。
実際に大雨の野宿も何度か経験しています。
雨が降っても、テントの中に水が入ってこないような、少し高い場所にテントを張れば大丈夫ですから。
大切なのは自分のスタイルを確立する事です。
テント無しでも自分のスタイルを確立して、しっかりした防水の寝袋カバーを使用すれば、テントは必要ない人もいるでしょう。
ただ、繰り返しますが野宿環境がかなり限定されますから、本格的な野宿をお考えの方はテントを準備した方がいいと思います。
野宿場所は、毎回慎重に選ぶため時間がかかりますが、テントが無ければ尚寝床選びに時間がかかります。
といった形で、テント無しで身軽そうな印象のある寝袋野宿ですが、寝られる環境が限られるという点で難しい野宿になります。
1泊2泊程度なら、テント無しでやっても良いと思いますが、続けて野宿をしていくつもりがあるなら、テントを使用した野宿を私はオススメします。
以上、「テント無しでも野宿できる?」でした。