【米作り2021年素人向け】種もみの塩水選と24時間浸漬消毒

今年2年目の新人米作り家、コールです。

2年目は一つ一つの工程を、大切にやっていきたいと思っています。

初めての米作りの方の参考になれば幸いです。

種もみの1番最初の工程は?

種もみを苗箱に撒く!と決めた時、やる工程の1番最初は、塩水選という、塩水に浮いたお米を取り除く作業からです。

身のつまった種もみとスカスカの種もみを選別するのが目的です。

塩水のほうが浮力が高くなるため、より重い種もみのみを選別することになります。

塩、350g

塩水の濃度は文献によりまちまちですが、おおよそ10リットルに対して1.3〜2.0kgの割合です。

コールさんちは今回2リットルの水に350gの塩を混ぜました。

混ぜないと、塩が底に沈みます

塩なので、手で混ぜても問題ありませんが、農薬などであれば手で混ぜるわけにはいきません。

そんな時おすすめなのが、

普通のスプーン

20cmくらいの大きめのスプーンを1つ、農業用にしておくと便利です。

スプーンだと混ぜやすいです。

水2リットル:塩350g

これに種もみを投入していきます。

投入直後、まぜて馴染ませます。
混ぜて馴染ませた状態

結構浮くんですね。種もみ。

これを取り除くと、半合分くらいは少なくなりました。

浮いて取除いた種もみ。スカスカです。
沈んだ種もみは、縦に立っています。

浮力が強くなっていますので、沈んだ種もみが縦に立っていました。

塩水により浮力が高まり、軽い種もみも浮きやすくなるのでしょう。

ただ、この工程、普通の水でも問題無いよ!というベテランの声もあります。

塩水でやればベスト、水でも浮く種もみを取り除くことはできる。という感じでしょうか。

塩水から上げ、よく水洗い

塩水選が終わったら、塩水をよく切って水洗いします。

水切り中

水洗いが不十分だと、塩害が起こる可能性が生じます。

たっぷりの水で3回くらい洗いました。

野菜ネットに入れて薬剤に浸す

野菜ネット、コメリで10枚198円

この野菜ねっと、新調しましたが、みかんや玉ねぎなどが入っているネットをとっておけば、それで十分です。

ただ、網目の大きさが大きいと種もみが飛び出してしまいますので、網目の大きさには注意が必要です。

この網目なら、大丈夫ですね。

消毒液づくり

薬剤の希釈にはスポイトやカップが必要
薬剤は、スミチオンとヨネポン

スミチオン1000倍とヨネポン50倍に希釈していきます。

1000倍は1リットルに対して、1ミリリットル。

50倍は1リットルに対して、50ミリリットル。

今回は2リットル作りますので、水2リットルに対して、スミチオン2ミリリットルとヨネポン100ミリリットル。

こうなると薬液は2,102ミリリットルになりますが、細かい事は気にせず割合でやりました。

スミチオン2ミリリットルはスポイトで
ヨネポンは100ミリリットルなのでカップで計量
水と混合してスプーンで混ぜたら泡だらけに

こんなふうになるとヨネポンの説明文に書いてありました。

これは気にしないで大丈夫。

ただ、薬剤を使用するときは、農薬用のマスクと防護メガネ、ビニール手袋はするようにしています。

しなくても問題無いようですが、一度薬液を撒いてからキャベツの定植をしたときに、胃が痛くなって大変だったので、それ以来防御はキチンと。

苦しむのは自分ですから。

風通しの良い日陰で24時間

浸しているのは日向ですが、浸した後に日陰に持っていって、風通しの良い場所に置いておきました。

これで24時間浸せば大丈夫。

まとめ

種もみの塩水選と24時間薬液に浸す模様を記事にしました。

昨年は、箱苗の時点で病気になりましたから、今年は予防をしっかりとやります。

農薬は、モミガードやその他、様々な農薬がありますが、文献等に出てくる薬剤は、ホームセンター等では買えなかったりします。

ホームセンターで買える、素人が作れる米作りがテーマのブログ記事です。

ヨネポンの他には、ベンレート水和剤という農薬も24時間種もみ消毒をすることができる薬剤です。

薬剤は、なんでもいいと思っています。その工程を実行することができれば。

やらないのが問題ですね。

一つ一つの工程を大切にやっていきたいと思います。

これからの方の参考になれば幸いです。