今年2年目の新人米作り家、コールです。
2年目は一つ一つの工程を、大切にやっていきたいと思っています。
初めての米作りの方の参考になれば幸いです。
種もみの1番最初の工程は?
種もみを苗箱に撒く!と決めた時、やる工程の1番最初は、塩水選という、塩水に浮いたお米を取り除く作業からです。
身のつまった種もみとスカスカの種もみを選別するのが目的です。
塩水のほうが浮力が高くなるため、より重い種もみのみを選別することになります。
塩水の濃度は文献によりまちまちですが、おおよそ10リットルに対して1.3〜2.0kgの割合です。
コールさんちは今回2リットルの水に350gの塩を混ぜました。
塩なので、手で混ぜても問題ありませんが、農薬などであれば手で混ぜるわけにはいきません。
そんな時おすすめなのが、
20cmくらいの大きめのスプーンを1つ、農業用にしておくと便利です。
スプーンだと混ぜやすいです。
これに種もみを投入していきます。
結構浮くんですね。種もみ。
これを取り除くと、半合分くらいは少なくなりました。
浮力が強くなっていますので、沈んだ種もみが縦に立っていました。
塩水により浮力が高まり、軽い種もみも浮きやすくなるのでしょう。
ただ、この工程、普通の水でも問題無いよ!というベテランの声もあります。
塩水でやればベスト、水でも浮く種もみを取り除くことはできる。という感じでしょうか。
塩水から上げ、よく水洗い
塩水選が終わったら、塩水をよく切って水洗いします。
水洗いが不十分だと、塩害が起こる可能性が生じます。
たっぷりの水で3回くらい洗いました。
野菜ネットに入れて薬剤に浸す
この野菜ねっと、新調しましたが、みかんや玉ねぎなどが入っているネットをとっておけば、それで十分です。
ただ、網目の大きさが大きいと種もみが飛び出してしまいますので、網目の大きさには注意が必要です。
消毒液づくり
スミチオン1000倍とヨネポン50倍に希釈していきます。
1000倍は1リットルに対して、1ミリリットル。
50倍は1リットルに対して、50ミリリットル。
今回は2リットル作りますので、水2リットルに対して、スミチオン2ミリリットルとヨネポン100ミリリットル。
こうなると薬液は2,102ミリリットルになりますが、細かい事は気にせず割合でやりました。
こんなふうになるとヨネポンの説明文に書いてありました。
これは気にしないで大丈夫。
ただ、薬剤を使用するときは、農薬用のマスクと防護メガネ、ビニール手袋はするようにしています。
しなくても問題無いようですが、一度薬液を撒いてからキャベツの定植をしたときに、胃が痛くなって大変だったので、それ以来防御はキチンと。
苦しむのは自分ですから。
風通しの良い日陰で24時間
浸しているのは日向ですが、浸した後に日陰に持っていって、風通しの良い場所に置いておきました。
これで24時間浸せば大丈夫。
まとめ
種もみの塩水選と24時間薬液に浸す模様を記事にしました。
昨年は、箱苗の時点で病気になりましたから、今年は予防をしっかりとやります。
農薬は、モミガードやその他、様々な農薬がありますが、文献等に出てくる薬剤は、ホームセンター等では買えなかったりします。
ホームセンターで買える、素人が作れる米作りがテーマのブログ記事です。
ヨネポンの他には、ベンレート水和剤という農薬も24時間種もみ消毒をすることができる薬剤です。
薬剤は、なんでもいいと思っています。その工程を実行することができれば。
やらないのが問題ですね。
一つ一つの工程を大切にやっていきたいと思います。
これからの方の参考になれば幸いです。