タケノコの収穫が始まってしばらくたちますが、いつまでタケノコを収穫できるのか?
私のタケノコ収穫をしてきた経験と感覚になりますが、タケノコの出る時期のボリューム曲線を作成してみました。
タケノコ収穫をしようと思う方の役に立てば嬉しいです。
タケノコの旬
タケノコが1番出る時期は、4月です。
そして、出なくなるのも4月。
という事で、4月が旬の食材、タケノコ。
2020年の場合、3月中にはそんなに出てこなかったタケノコが4月に入った瞬間に取りきれないほどのタケノコが生えてきます。
年によって前後はありますが、やはり4月に入ってからがタケノコの本格的なシーズンであるといえます。
ボリューム曲線2020年 (鹿児島県さつま町の場合)
2月の末にピッと頭を出し始めます。この時期は、どんなに頑張っても1日に掘れる量は5本程度です。
3月には、少しずつ、ピョコピョコと生え始めます。1週間おきくらいに行けば、コンテナ2〜3箱くらい掘れます。
4月に入ると、毎日掘っても掘っても掘り切れないほどのタケノコが出てきて、大変な状態になります。100kgオーバーの日も珍しくありません。
そして、4月のある日を境に、急激に出るタケノコが少なくなり、徐々に出なくなっていきます。この時期に、竹にするタケノコを選んで生やします。
こんな感じで、タケノコ収穫のボリュームは変化していきます。
その年最初のタケノコはいつ?
実はタケノコ、手入れをして肥料を与えている竹山では、前年の10月ごろから掘ることができる、らしい。
私は見つけた事はありませんが、極早期のタケノコを収穫できる地域のさつま町ですから、私の山でも見つけられる可能性があります。
ただ、お金にできるかというと、タケノコは1キロいくらで買い取ってもらいますから、1キロに満たない小さいタケノコを数本掘れても、たかが知れていますから、この時期には農家の方に収穫を任せましょう。
お金にはなりませんし、買い取ってくれる業者もありません。
実際に掘れる時期は?
早い人は1月から、タケノコを掘る方はいるようです。
ですが、見つけるのが大変な時期です。
2月までは、ほんのちょっと頭を出したタケノコや、地面のヒビでタケノコを見つけて掘りますから、そんなに量は見つかりません。
実際には、3月の中旬からです。
タケノコの水煮工場(サツマ食品)は、2020年は3月16日からでした。
水煮タケノコ工場が開いてからは、全力でタケノコを掘ることができます。
毎年、タケノコが出始める時期というのは、桜の開花と同じでその年で前後しますから、タケノコの水煮工場もタケノコ買い取りをスタートする時期は前後します。
タケノコはいつまで掘れる?
いつまで掘れるかもその年で違います。
違いますが、表年(おもてどし)と裏年(うらどし)があって、表年は遅くまで取れる印象。裏年はすぐに終わってしまうような感じです。
だいたい4月20〜27日ごろまでです。
ゴールデンウィークには終わっています。
タケノコの表年と裏年
2020年は表年だったと言われています。
表と裏は毎年入れ替わりますから、2021年は裏年になります。
個人的には、裏年であっても結構掘れると感じています。
やはり、山の手入れ次第ですね。
それから、古い竹をどんどん切ることも、表と裏の差を減らす方法だと言われています。
手入れの行き届いた竹山は表年と裏年の差がなくなるそうです。
手入れの行き届いた竹山にしたいものですね。
まとめ
1番タケノコが出る時期は4月。
掘れ始めるのは2月ですが、早期のタケノコは見つけるのが難しく、何時間もかけて数本しか掘れません。ですから3月の中旬以降のタケノコがどんどん出始めてからタケノコ堀りをスタートさせても良いと思います。
収穫の終わりは4月の後半です。
タケノコの買い取り業者さんが買い取ってくれる時期にタケノコ堀りを頑張るのが一番かと思います。
タケノコは4月が勝負ですね。