新規就農者、これからの農業を背負って立つ、日本の宝だと私は思います。
この記事を読んでいる人は、野菜作りが好きな人だと思います。
しかし、好きだけでやっていけるほど、農業は甘くないのも事実です。
この記事を読んで、新規就農者が成功しやすい道を作れれば、嬉しいです。
就農するのは、◯◯農家になる!と決めてから。
新規就農者としてスタートするのに、作物を何を作るか、具体的に決めていない人がいます。
それは、大変危険な事です。
少量多品種栽培を実行しようものなら、間違いなく失敗します。
何も野菜を育てられずに途方に暮れてしまいます。
得意な栽培品目は何か?自分の強みを分からないままのスタートは時期尚早だと思います。
自分の得意な栽培品目を知ってからで、スタートは遅くはありません。
品目はメインを1つ。
私は、米農家になりますが、オクラも作っています。
しかし、あくまでもメインは米です。
米農家として、米を作るための機械投資は最大限やっていきます。
オクラは機械化せず、あくまでもサブ作物です。
自分が得意としている作物を大量に作ることが、1番成功しやすい方法です。
新規就農者は弱小農家である
弱者の戦略という本を読みました。
ランチェスター戦略という弱者の戦法を説いている本です。
その戦略とは、弱者は、小さく専門を絞ってやるべき。
というものです。
新規就農者が生き残る道は、自分の専門を作るという事です。
専門を作れば、生きていける。
これは、弱小農家の唯一の生き残る道です。
あなたは何を作って農家になりますか?
1つの品目なら、超大量に作れる
多品目栽培をしていた頃、全然増えない生産量に嫌になっていました。
そして、思い切って品目を1つ、オクラに絞って畑を作ったところ、革命的に生産量が増え、収入は10倍ほどになりました。
1人の機械の少ない弱小農家でも、1品目なら、超大量に作る事が可能です。
大量に作れるから、収入に繋がるわけです。
販路も拡大しやすくなる
大量に安定して作物を作れるようになる事で、飲食店などの直接販売もやりやすくなります。
また、直売所に出す場合にも、大量にあれば出しやすいわけです。
また、得意な野菜であれば、綺麗に作る事ができるはずですから、「美味しい野菜」と、口コミが広がって、売れやすくもなります。
「オクラのコールさん」と、名前が売れていくと、こちらのものですね。
口コミが1番強い販路拡大です。
それは、コツコツ良い野菜を出し続ける事で、自然と広がっていきます。
まとめ
あなたは、何農家になりますか?
という記事でした。
何農家になる!と決まっていない状態で、新規就農者としてスタートするのは危ないですよ。
という事です。
私は当初、長ネギを栽培していました。
アスパラガスの栽培もしていました。
大量に作れば、このどちらでも良かったのかもしれません。
しかし、うまくいきませんでした。
この、うまくいかない経験を就農する前に終わらせておきましょうということです。
そのためには、野菜作りの経験がある程度必要になるとは思います。
いきなり、サラリーマンを辞めて就農だー!と飛び込むなかれ。
庭やプランターでも構いませんので、自分にできる野菜は何か?得意な野菜は何なのか?
自分を知る事が大切です。
その上で、農家になるならなりましょう。
◯◯農家になる!ための品目選定は、就農前に済ませておくとすんなり農家になれると思います。
参考になれば幸いです。
くれぐれも、多品目栽培はやめましょう!
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