オクラ栽培をスタートさせて、ようやく収穫までこぎつけていますが、品種によって結構違うんだなーという印象です。
今年は、5つの品種のオクラを育てています。
その中で気づいた、オクラ栽培の品種を選ぶ上でのポイントを書いてみたいと思います。
これから栽培される方の参考になれば幸いです。
収穫までの時間が短い方がいい
収穫できるまで約2ヶ月と長い期間を要します。
しかし、品種によっては1ヶ月半くらいで収穫できるものもあります。
私が育てたオクラの中で、「ベターファイブ」という品種は、他の品種よりもかなり早く収穫できました。
株がまだ膝丈の状態で収穫できますから、本当に早いです。
そして、この収穫は、秋深くなる頃まで続きます。
オクラの収穫はなり始めは、一様でなく、終わりは11月の寒くなる頃までと決まっていますから、早く実をつけてくれれば、その年の収穫量は増えるわけです。
白オクラのヘルシエや丸オクラのエメラルドは、実つきが遅い印象です。
問題は草の管理
オクラは、ポット苗を畑に定植するよりも、畑に直接タネを蒔いた方が生育が良いと言われています。
私も、直播が良いように思います。
そこで、畑に直播する際に問題になるのが「草」です。
直播の場合、作物の発芽よりも先に草の発芽が早くきます。
という事は、作物が草に負けてしまう可能性があるのです。
オクラの場合は、発芽も早く、生育力も大勢ですから、草に負けてしまうことは少ないのですが、それでも草野管理は大切です。
ある程度の大きさに苗が育ったら、1度除草をした方がいいと思いますが、コールは除草作業はほぼしません。
収穫が始まってから長い草を切る程度です。
ですから、収穫が早く始まらないと除草をしないわけです。
オクラ畑にあまり足を踏み入れたりもしません。
放置状態で収穫までの期間、たまに見にいく程度でした。
という事で、草の中を収穫作業で踏み入れています。
早く収穫が始まると、草が小さいうちに収穫しながら除草しますからそのメリットは大きいです。
五角オクラが栽培の柱
現在、白や赤、丸や太いものなど、たくさんの品種が開発されているオクラですが、やはりメインは五角オクラなのだと思います。
なぜなら、五角オクラが着果が1番早く品種改良されているからです。
さらに、オクラの木の高さも低く改良されていますので、台風など風にも強く、収穫もしやすくなっています。
意外と面白い赤オクラ
赤オクラの、ベニーという品種も栽培しています。
この赤オクラ、収穫までの期間は白オクラのヘルシエより早く収穫できます。
約2ヶ月と5日程度と思います。
この赤オクラ、なんと言っても目を引く赤が素敵です。
生食用という事で、食感はどうかなと思っていましたが、トゲを落とすために塩もみするので、塩味がサラダのアクセントになって美味しい。
ただ、このベニー、木の高さがすごく高くなります。
収穫が始まった頃には既に身長くらいの高さになっています。
切り返しが必要かと思いますが、一本仕立て派なので、どのように仕立てていこうか考え中です。
台風対策を日頃から考えておく
オクラの栽培は、難しいことはありません。
追肥をちょこちょこして、収穫を毎日怠らなければ、毎日大量のオクラを収穫できます。
問題があるとすれば、台風です。
鹿児島は台風の通り道なので、毎年のように台風被害に遭います。
オクラは完全に倒れたりしませんが、強風で揺さぶられて良いわけはありません。
台風で倒れないようにするにはどうすれば良いか、もしかしたら、密植しているので大丈夫かもしれません。
風上の方だけ支柱を立てておこうかと考え中です。
台風前に切り返しておいても良いかもしれません。
日々、考えながらオクラ栽培をしていこうと思います。
まとめ
ということで、コールが薦めるオクラの品種は、収穫までが短い品種です。
ベターファイブという五角オクラは、収穫までの期間が短かったですよ。
収穫までの期間が短いと良いことがたくさんありますので、ぜひ品種を選ぶ際は、収穫までの時間を見てみてください。
メインのオクラは収穫までの期間が短いものを選びつつ、赤オクラや白オクラなど、変わり種を植えても面白いですよ。
でも、販売ベースで考えると、やはり収量・お金になる品種を選びがちですね。
お金ベースで考えると、五角オクラ一本かなと思いますが、いろいろな品種を試してみて、経験することも大切だと思います。
話題になっている白オクラは、白いだけに汚れが目立ちやすく、そのまま販売するのはちょっと難があると思っています…