チャリダーになるための第一歩、自転車を買う!(押さえておきたい7つのポイント)

タフな旅に耐えてくれる自転車探し。

初めての自転車で、本当に気に入ったものを買うのは難しいです。

何度か買い直して、はじめて自分の本当に気に入る自転車を買うことができるのではないかと思います。

しかし、予備知識さえあればはじめから、最善に近いものを買うことができるのではないか。

今回は、僕の経験から、これからチャリダーになる人へ後悔の少ない自転車を購入するためのお手伝いができたらと思います。

僕の相棒・グレートジャーニー

今も通勤用として、毎日活躍中!

自転車の購入。

安い買い物ではありません。

予算10万円は最低でも組みたいところです。

僕の相棒は、ジャイアントというメーカーのグレートジャーニーという自転車です。

旅人のために作られた自転車なので、旅人の僕にはぴったりでした。

けど…

会う旅人、会う旅人、みんなグレートジャーニーに乗ってます。(涙)

人とかぶるのはちょっと…

色もちょっとな‥

僕は、グレートジャーニーを買って後悔したのは言うまでもありません。

今ではかけがえのない存在ですがね。

ただ、バッグも標準でついてますので、初心者の1台目には間違いない一品であることを約束します。

チャリダー自転車の押さえるべきポイント

タフな旅を支えてくれる自転車ですから、丈夫でなければなりません。

見るべきポイントは7つ

①タイヤの太さ

②スポークの数

③フレームの太さ・素材

④ハンドルの形

⑤泥よけ・フェンダー

⑥ギア

⑦ブレーキ

これらのポイントを押さえれば、いい買い物ができるはずです。それでは詳しく解説していきます。

タイヤの太さ

自転車のタイヤの表記なのですが、

26×1.75

などと書いてあるのですが、この場合26はタイヤの外径のこと、26インチ。1.75はタイヤの太さを表しています。

僕のグレートジャーニーは26×1.75ですから、タイヤの太さは1.75程度であれば問題ありません。

クロスバイクなど、街乗り用の自転車だと700cなどの表記になりますが、これでは細すぎます。

太さの目安は、よくあるマウンテンバイクのタイヤの太さがあれば大丈夫だと思います。

②スポークの数

最近は街乗り用の自転車が増えて、スポークが少ない自転車も増えました。

そもそもスポークとは何かというと、車輪の中心から外側のタイヤに向かって伸びる鉄の棒の事を言います。

そのスポークですから、本数が多ければ多いほど丈夫になりますが、その分重たくなって、空気抵抗も大きくなります。

ただ、チャリダーの自転車は丈夫さ重視です。

グレートジャーニーはスポーク36本あります。

スポークは最低でも30本以上は欲しいところです。

フレームの太さ・素材

フレームの太さも、丈夫さを求めるなら太い方が良いのですが、素材も重要です。

そもそもフレームとは、自転車の胴体部分。三角形になっている自転車の骨の部分です

タフな旅を続けていると、弱いフレームでは前輪に近い部分が壊れてしまいます。

フレームは太いものを選びましょう。

素材ですが、グレートジャーニーはアルミ製です。

アルミは軽くて丈夫なので、悪くはないのですが、クロモリ素材のフレームがいい!らしい。

クロモリとは、しなりのある鉄です。

ただ、クロモリフレームは高いです。10万円を超えます。

アルミ製のフレームは安いですから、予算次第というところでしょう。

アルミ製のフレームの耐用年数は15年程度といわれています。

クロモリフレームの耐用年数は50年。溶接などもできるので、トラブルにも強いです。

カーボンなどの素材もありますが、荷物をいっぱい積んで移動するには不向きでしょう。

④ハンドルの形

自転車のハンドルも多種多様にあります。

我がグレートジャーニーは、ドロップハンドル。

でも、このハンドル、長いこと旅してましたが、チャリダーにとって、いいハンドルだなと思った事はありません。

ドロップの下のハンドル部分、持つことありませんから。

自転車バラして梱包するときもデカイし、前のカゴもつけにくいです。

チャリダーに、より良いハンドルはこれ

幅が広く、端を持てば手首の角度も変えられて良いです。

このハンドルは、ドイツ人のチャリダーが使っていたハンドルです。外側のバーエンドがポイントです。

長期間自転車に乗っていると、腕が疲れてくる。

その時にハンドルを持ち替えたいのですが、間違ってもドロップハンドルの下なんか持ちたくない。

上体を起こして、ゆっくり座って自転車に乗りたいのです。

腕を広げたり、手の平の体重がかかる部分を変えたいのです。

ものものしいイラストですが、このハンドルは特許を取ってました

この7番や上の8番を握って走りたいのです。

ドロップハンドルの部分はいらないです。

こんな感じのハンドルを見つけたいものです。

⑤泥よけ・フェンダー

後付けの泥よけをつけましたが、元々はピッタリのやつが付いてました

泥よけは確実につけておいた方が良いです。

タイヤをこすったり、ガタついたり、トラブルもあるのですが、これが無いと荷物がドロドロになります。

できれば、はじめから付いている自転車を買った方が良いですね。

後付けのフェンダーは、キャリアや荷物を積むと、つけられないものがありますから。

今つけているフェンダーは、荷物を積めば絶対に使えませんね。

⑥ギア

ギアチェンジして走りますが、僕は6段切り替えくらいあれば良いのかなと思っています。

フロントギアは、よくチェーンが外れるんですよね。

トラブルは少ない方がいい。

グレートジャーニーは24段切り替えですが、前のギアは、中段に入れたまま、ほとんど触らずにいます。

ブレーキ

グレートジャーニーはリムブレーキ

ブレーキには、リムブレーキとディスクブレーキの2種類があります(他にもありますが、主流は2つ)

リムブレーキがこれまでの主流ですが、雨の日にはブレーキの効きが悪くなります。

こちらがディスクブレーキ

ディスクブレーキは雨にも強く、バイクなどの車両はほぼこちらのブレーキを使ってあります。ブレーキ性能の良いブレーキです。

しかしながら、ディスクブレーキは自転車ではまだまだ発展途上で、部品が手に入りにくく、調整にも技術が必要と言われています。

リムブレーキの方が汎用性は高く、発展途上国のものが揃わない環境でも、ブレーキゴムは手に入りやすいです。

調整も簡単なので、最初の一台はこちらが良いかと思います。

リムブレーキなら付けられるキャリアの種類も増えるのです。

その他

サスペンション

フロントサスペンション

クッションのためのバネですが、グレートジャーニーには付いてません。

丈夫でトラブルが少ない自転車というのは、シンプルなものです。

サスペンションなどの特殊な機能は付いてないものが良いと思います。

実物を見て買った方がいい

今回1番言いたかったことは、このことです。

僕は、自転車初心者でしたから、自転車屋さんに相談してグレートジャーニーを買いました。

この時は、カタログの注文になりましたので、現物を見ないで買ったのです。

この選択は正しいのですが、届いたものを見て、残念な気持ちになったものです。

色がな‥

この記事を読んで、自転車を買おうとしているあなたは、めんどくさくても、足を動かしてたくさんの自転車をあなたの目で見た中で決めてほしいと思います。

カタログやネットで買ってはいけません。

自転車は配偶者のようなものです。

嫁さがしをするとなれば、会ったことない人と結婚なんかしませんよね?

これまで書いた7つのポイントを押さえて買った自転車は、きっとあなたのタフで苦しく輝かしい旅を、支えてくれる伴侶になってくれることでしょう。